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陸奥金山城
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現実の城情報 Edit

伊達政宗が初陣を飾った城として知られ、江戸時代には伊達21要害の一つとなった城。
戦国時代、陸奥伊具郡は伊達氏と相馬氏との激しい争奪戦の舞台となり、陸奥金山城は相馬氏の境目の城として永禄9年（1566年）頃に相馬家臣・井戸川将監と藤橋紀伊によって築かれたとされる。
天正9年（1581年）からの伊達輝宗による侵攻の際には伊達政宗が陸奥金山城攻めで初陣を飾り、輝宗は天正11年（1583年）に丸森城を攻略、その翌年に陸奥金山城を落として伊具郡は伊達氏の領有となった。
輝宗は陸奥金山城攻めで功のあった中島宗求を2,000石で城主に任じ、以後陸奥金山城は代々中島氏が城主を務めることとなる。


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陸奥金山城は標高117メートル、比高約90メートルの山頂部に本丸を置き、尾根筋に多数の曲輪を階段状に配置して山全体を要塞化し、その周囲が断崖絶壁で囲まれるという、典型的な中世山城の特徴を示している。
一方で近世になってからも改修は続けられ、本丸東側には加工した石を積み上げた高石垣が築かれ、現在も約5メートルの高さのものが残っている。


元和元年（1615年）、幕府は一国一城令を発布したが、陸奥金山城は要害拝領によって金山要害として引き続き中島氏が所有し、貞享4年（1687年）に正式に幕府から認可され、中島氏のもとで明治維新を迎えた。

所在地宮城県伊具郡丸森町金山
現存状態土塁、堀切、石垣など
城郭構造山城
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