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合戦/REtry のバックアップ(No.4)
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| 敵軍団 / 部隊数:1 |
ストーリー(ネタバレ注意。クリックで表示)
……。
…………。
………………!
殿)
--…………っ!!(がばっ)
…………?
立花山城)
すぅ……すぅ……。
やくも)
むにゃ……。
うと……うと……。
殿)
…………。
やくも)
…………ん。
殿)
…………。
…………!
やくも)
…………っ?
と、とと……殿さんが……!
殿さんがぁ……目を覚ましただにぃ……!
----
石田三成)
……よし。皆、揃ったな?
千狐)
殿、殿ぉ……。
良かったの……安心したの~……!
柳川城)
…………。
石田三成)
で……身体は大丈夫なのか?
まだ目覚めたばかりなのだ……。
もうしばらく、養生しても--
殿)
…………!
石田三成)
--そうか。そうだな。
お前なら、そう言うだろうと思っていた。
ならば……語ろう。
この光成が知る限りの事実を……。
やくも)
ようやく聞けるんやね……光成の話しが……。
石田三成)
さて、何から話すべきだろうか。
其方らの頭には今、
多くの疑問が浮かんでいるだろうが……。
まずは……そうだな。
立花山城という城娘について、話しておこう。
すでに察しの付いている者も居るとは思うが……、
彼女は、この世界の住人では--
???)
誰か、誰か--っ!!
石田三成)
--む?
???)
此処が殿の所領と聞いたが……違いないかっ!?
何方でも良い!
居るならば、この声に応えてくれ!
----
--数刻後、能登国某所。
七尾城)
……すまない。
殿たちも忙しい身の上だと言うのに、
無理に連れ出すような真似を。
千狐)
いえ……仕方のないことです。
ご自身の故郷に危機が迫っていたら、
誰も冷静ではいられないでしょうから……。
柳川城)
…………。
(この風景、どこかで……?)
殿)
…………。
千狐)
はい……所領には光成さんに残っていただきましたし、
当面の間は大丈夫でしょう。
千狐たちは、こちらの問題の対処に力を注ぎましょう。
やくも)
……で、状況を整理したいんやけど……。
『異様な力を持つ兜』……って言っとったっけ?
七尾城)
……うむ。私一人では、手も足も出ない。
侵攻を遅らせることすらままならん……。
そこで恥を忍んで、殿に助けを求めたのだ。
千狐)
……いったい、何者なのでしょう。
此地に縁を持つ巨大兜といえば--?
七尾城)
……いや、違う。敵は巨大兜ではない。
殿)
…………?
柳川城)
巨大兜では……ない?
七尾城)
だが……違いはひと目見れば明らかだ。
額の十字傷……そして、身の丈に合わない--
--ザザッ。
--ザザ、ザザザッ。
七尾城)
……来たか。
槍ノ桃形)
…………。
殿)
…………。
槍ノ桃形)
殿……ヨウヤク会エタ……。
やくも)
あれが……七尾城の言とった兜だに……?
千狐)
い……一見すると、
ただの桃形兜にしか見えません。ですが……!
柳川城)
凄まじい力が感じられます!
な、七尾城さんが仰っていた通りです……!
やくも)
と、とんでもない奴がや……。
今まで出会ってきた巨大兜にも、劣らん程だに……。
殿)
…………。
槍ノ桃形)
ヤットコノ時ガ訪レタ。
スグニ始メヨウ……シシテ、終ワレセルンダ。
殿)
…………。
…………?
槍ノ桃形)
……ハ?
ナンダ、ソノ顔ハ……?
トボケヤガッテ……馬鹿ニシヤガッテ……!
イイサ……ドウセコレガ最後ナンダ。
コノ槍デ……今、俺ノ戦イニ幕ヲ引クンダ……!
殿)
--ッ!?
----
???(岐阜城))
今じゃっ--!
その一刀で、彼奴にとどめをさすのじゃ!!
殿)
…………っ!!
???)
--------------
殿)
…………っ!?(ガクッ)
…………!!
千狐)
殿……殿っ!?
どうしたのですか、殿!
柳川城)
大丈夫ですか……しっかりしてください!
私の声が、聞こえていますかっ!?
槍ノ桃形)
サァ……槍ノ桃形ノ一振リヲ、ソノ身デ味ワウガイイ。
やくも)
か、兜が近づいてきとるだに……!
殿)
……、…………っ!!
千狐)
ど、どうしましょう……。
こんな状態じゃ、城娘たちに下知を下すことなんて……!
柳川城)
(こうなったら、私一人だけでも……!)
槍ノ桃形)
--覚悟セヨッ!
戦場にて殿倒れる
殿)
…………っ!!
柳川城)
--殿っ!!
しっかりしてください!
私の身体に掴まって……!
七尾城)
なんという力だ……ここまで圧倒されるなんて!
やくも)
そんな……本当に、
たった一体の桃形兜にやられてしまったがや……。
殿さんは今まで『一度も負けたことがない』のに……!
槍ノ桃形)
ツイニ……ツイニ、
コノ時ガヤッテキタンダ……。
アア、見テイマスカ……利家様。
今、俺ガ……『槍ノ桃形』ガ、コノ手デ……。
貴方ノ願イヲ果タシマス。
千狐)
兜がもう目前まで……!
て、転移術の用意をすぐに--!
やくも)
もー間に合わんがや! 殿さんだけでも守るだにぃ~!
柳川城)
…………。
(そんな……ここまでだなんて。
殿の願いを叶えるために、力を尽くしてきたにに……!)
殿)
…………。
…………っ。
柳川城)
……『逃げろ』?
……そんな、寂しいことを仰らないでください。
私の最期は、既に決まっているのですよ。
『柳川城』の全ては……貴方のためにあるのですから。
……この命が続く限り、
貴方と共に生きていたいのです。
貴方を守る盾として……矛として。
殿)
…………。
柳川城)
……一人では逝かせません。
殿の背中は御守りします……いつまでも、ずっと。
槍ノ桃形)
サァ……喰ラエ。
喰ラエエエエェェェェェェェェ!!!!
--ザシュッ!!
???)
…………。
……………………。
--辿り着きし先もまた同じ。
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