「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都ブダペシュトに築かれた、中欧の強国ハンガリー王国の王宮。 ハンガリーの正式な初代国王イシュトヴァーン1世聖王は各地に城塞を築いたが、1241年のモンゴルの侵略によって木造の城塞は多くが破壊されたため、ベーラ4世は全ての城塞を石造にするよう命じ、ブダの丘にあった城塞も石造で再建し王宮とした。 14~15世紀にゴシック様式で増築され、15世紀後半にはルネサンス様式に改修されたが、オスマン帝国支配下で火薬保管庫に転用され1578年の爆発事故で大部分が破壊された。その後オスマン帝国に代わってハンガリーを支配したハプスブルク家のマリア=テレジアがバロック様式の宮殿として再建し、1848年のハンガリー革命で破壊された後にネオ・バロック様式で再建されたが、第二次世界大戦やハンガリー動乱で破壊され、1980年代に復元され現在に至っている。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示