吉野ヶ里よりも歴史は古く、縄文時代末期から栄えたとされる東海地方最大級の環濠集落。 愛知県公式webサイトによると、約80万平方メートルの吉野ヶ里にも匹敵し、全国でも最大級である。 なお九州最大規模の城郭である福岡城の総面積も同じく約80万平方メートルとされることがある。 齋藤慎一・向井一雄共著『日本城郭史』によると、「環濠の外側に逆茂木を伴う二重の柵と乱杭をめぐらせている。 環濠集落の中でも最も防御された事例―要塞的な集落としてよく紹介されるが、このような施設がどこの環濠集落でもあるわけではない」という。
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近年では「戦争は弥生時代から始まった」とされるが、このような防御施設が発見されたことから弥生時代の牧歌的なイメージが覆されたのである。 弥生土器などの出土品や方形周溝墓などの遺構も確認されたことから、文化的な変遷を窺い知るためにも貴重な遺跡となっている。
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