石城山神籠石(いわきさんこうごいし)は周南丘陵南部の独立した残丘である石城山に築かれた神籠石式山城である。城壁は鉢巻状に張り巡らされている。 西水門の石塁は段々状に整備され、北門石塁には水門が設けられている。現在、東門の石垣は復元されている。別の場所では版築土塁が発見された。 各所にある石塁は綺麗な方形の石が横一列になるように積まれており、その姿はまるで煉瓦を積んだようにも見える。当時としては高度な技術で石塁が築かれている事を十分に窺い知れる。 さらに、北門では瀬戸内型の神籠石式山城の特徴である沓石(くついし)が見つかった。沓石とは「コ」の字にくり抜かれた石を指す。 また、石城山神籠石は戦前に国指定史跡として認定された遺構で、当遺構を所有する光市で第一回ならびに第二回神籠石サミットが開かれた。 国指定史跡の登録名から「神籠石」の冠が外れてからは「古代山城サミット」と名前を変更している。
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