城塞都市ジャイプル のバックアップ(No.1)

現実の城情報 Edit

人口増加により手狭になったアンベールに代わり、11km南方の平地に、1728年に新たな王都としてジャイ・シング2世により建造された。
王の名から、「ジャイ」が造った「城壁に囲まれた町（プル）」という事でジャイプルと名付けられた。
町は7つの門がある巨大な壁に囲まれ、その内部は王宮や公的機関のある2ブロックと、一般人の住む7ブロック、合計9ブロックに分けられていた。
都市内の主な施設としては、王宮（シティ・パレス）、風の宮殿（ハワー・マハル）、ジャンタルマンタル（天文台）などがある。
また、都市の北に接する山の頂には1734年にナハーガー・フォートが建造され、その北のアンベール城、ジャイガル城と共にジャイプルの防衛線として機能していた。
ナハーガー・フォートは、防衛以外にも王宮としての機能も保持していた。

所在地インド、ラージャスターン州ジャイプル県ジャイプル
現存状態大部分が現存
城郭構造城塞都市

主な施設（クリックで表示）

  • シティ・パレス
    アンベール王国（ジャイプル藩王国）のマハラジャの宮殿。
    宮殿内には、主な施設としてチャンドラ・マハル、ムバラク・マハル、ディワーネ・カースの3つの建物がある。
    チャンドラ・マハルはマハラジャの住居として使用されており、現在も当代のマハラジャが居住している。
    ムバラク・マハルは迎賓館として使用され、現在はジャイプル王家に関する博物館となっている。
    ディワーネ・カースは貴族謁見の間として使用された建物で、中には世界最大の銀製の壺が置かれている。
  • 風の宮殿（ハワー・マハル）
    宮廷の女性のための宮殿として1799年に建てられた5階建ての建物。
    バザールのある大通りに面しており、通りからは一面に彫刻の施されたテラスがびっしりと並ぶ姿が見られる。
    宮殿には953個の小窓が取り付けられ、非常に風通しの良い作りになっている。
  • ジャンタル・マンタル
    ジャイ・シング2世により建造された天文台。
    ジャイ・シング2世は天文学に造詣が深く、ジャイプル以外にも5か所のジャンタル・マンタルを建造している。
    一見すると不思議なオブジェの立ち並ぶ広場だが、それぞれのオブジェが日時計や天球儀、北極星のガイドなどの機能を持っている。
    2010年には世界遺産に登録された。

また周辺には、上述の通り城塞都市の北の山頂にナハーガー・フォート、アンベールとの中間の湖の中に水の宮殿（ジャル・マハル）などがある。



ピンク・シティ（クリックで表示）

1876年、当時英国王太子であった後のエドワード7世がジャイプルを訪問するという出来事があった。
ジャイプルは市内の建造物をすべてピンク色に塗装することで歓迎の意を示した。
その出来事を記念し、建物の色をピンク色で維持するようになり、その街並みから別名でピンク・シティと呼ばれるようになった。



参考文献（クリックで表示）

Official portal site of Jaipurm, http://jaipur.rajasthan.gov.IN/content/raj/jaipur/en/home.html(INは小文字) , 2018/9/15閲覧
expedia.co.jp ナハーガー フォート, https://www.expedia.co.jp/Nahargarh-Fort-Jaipur-District.d6106406.Place-To-Visit, 2018/9/15閲覧
Wikipedia Jaipur, https://en.wikipedia.org/wiki/Jaipur, 2018/9/15閲覧
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