城塞都市カルタゴ・ノヴァ(新しいカルタゴ)は、カルタゴのバルカ家により建設された城塞都市で、バルカ家によるイベリア半島統治の拠点となった都市である。 バルカ家はカルタゴの名門一族で、一族からは稀代の戦術家と名高いハンニバル・バルカも輩出しており、彼もこの町を拠点にバルカン半島を制圧し、第二次ポエニ戦争の時もこの街から出発しローマを目指した。 カルタゴ・ノヴァは、ハンニバルがイタリア半島で戦っている間にローマの大スキピオにより制圧され、以降はローマのイベリア(ヒスパニア)における主要拠点となった。 ローマ帝国時代は比較的栄えていたが、西ゴート王国時代以降は衰退し、イスラム支配期に再び町として再建された。 現在はカルタヘナと名前を変えて存続しており、街の中にはカルタゴ~ローマ時代の遺構もいくつか残っている。
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