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スクーン宮殿 のバックアップ(No.1)
現実の城情報
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| 所在地 | スコットランド、パース・アンド・キンロス、パース |
| 現存状態 | 現存 |
| 城郭構造 | 宮殿 |
スクーンの石(クリックで表示)
スクーンの石または運命の石と呼ばれる。この石の上で歴代のスコットランド王が戴冠したという王の象徴ともいうべき石。重量約230kg。
のちにスコットランド王国を打ち立てるスコット人とともに6世紀初めにアイルランドからスコットランドに持ち込まれたとされる。
840年代にアルバ王国を建国したケネス1世によってスクーンの当時の王宮に移され、このときからスクーンの石と呼ばれるようになる
1296年スコットランドに攻め込んだエドワード1世によってイングランドに持ち去られ、ウェストミンスター寺院の玉座の座面にはめ込まれた。以降のイングランド王はこの玉座に座って戴冠式を行うことになる。
一方宿敵イングランドに王の象徴である石を持ち去られたことは、スコットランド人にとって長い間消えない傷を残した。
1950年にはスコットランド人学生によってウェストミンスター寺院から盗み出されるという前代未聞の大事件が起こる。
最終的に発見・回収に成功するが、スクーンの石は逃走途中の事故で二つに割れてしまっていたという。
その後1996年にスコットランドに返還され、以来エディンバラ城で展示されている。またレプリカがスクーン宮殿で展示されている。
映画『英国王のスピーチ』の作中、ジョージ6世の言語療法士ライオネル・ローグが座って叱責されるのがこの玉座。
もちろん現在のエリザベス女王も戴冠式の際はウェストミンスター聖堂でこの石がはめ込まれた玉座に座った。
現皇太子チャールズが次代の英国王として即位するときにはエディンバラからウェストミンスターへと運ばれまた戻る予定になっている。
上述のような事情を経ているため、エドワード1世が持ち去ったのは偽物だったとか、1950年に発見されたものは犯人グループにすりかえられた偽物だったとか、たびたび偽物疑惑がついて回っている。
もちろん公式には否定されているが、もはや真相は歴史の彼方である。
Published by (C)DMMゲームズ
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