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> グラームズ城
グラームズ城
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*現実の城情報 [#information] //編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです) //編集会議室で決まった基準に基づき、本文が長くなるようなら以下の方法で折り畳んでください。(目安は大体6行以上) //本文はなるべく、ほどほどのところで改行してください。改行は「。」のうしろで。 スコットランド中部アンガス州、肥沃な農業地帯であるストラスモア(『広い谷間』の意)の中、グラームズ村にある城館。 綴りをそのまま読んだグラミスとしても知られるが、発音はグラームズである。 現在はストラスモア・アンド・キングホーン伯爵ボーズ=ライアン家の居館。 ストラスモア伯爵家の令嬢であったジョージ6世王妃エリザベスが少女時代まで過ごした館であり、その娘で現女王の妹マーガレット王女が生まれた場所でもある。 #br #style(class=submenuheader){{{ &color(White,Maroon){続きをクリックで表示}; }}} #style(class=submenu){{{ 1034年にスコットランド王マルコム2世が死んだのがグラームズにあった王の砦兼狩猟の際の宿泊所だったとされている。 シェイクスピア戯曲『マクベス』の中ではマクベスはグラームズの領主でグラームズ城も重要な舞台の一つであるが、史実のマクベス王とグラームズには特に関係はなかった。 //しいて言えばマクベスがマルコム2世の孫に当たることくらい? 1372年(あるいは1376年)スコットランド王ロバート2世が娘ジョアンナの結婚相手であるジョン・ライアンにグラームズの城と領地を与える。 ここから現在に至るまで、16世紀の一時期と共和政時代を除く600年以上、グラームズ城はライアン家(のちボーズ=ライアン家)の居城となる。 #br 城は15世紀にL型の構造を持つ四階建てのタワーハウスとして再建された。16世紀前半、ジェームズ5世に無理やり奪われ((公式サイトの記述より))ていた時代に宮殿風に改築される。 1543年にライアン家が城に戻り1606年にキングホーン伯爵家が創設され、1677年にストラスモア伯が加わる。以来城は19代の伯爵によって代々受け継がれてきた。1603年からルネサンス様式に改装され六階建てに増築される。 共和政時代が終わり領地を取り戻した3代伯爵は、荒廃していた城を周辺の庭園なども含んで大規模に増改築することを決め、1679年にはバロック様式でシンメトリカルな城様居館(castellated mansion)として改築された。 更に18世紀後半にも大規模な改築を受けている。現在は全体としてフランス風の影響が強いカントリーハウスとなっている。 また19世紀・20世紀にかけても庭園、農園などが追加されている。現在では城館内の一部と1万4千エーカーに達する庭園が一般公開されている。 元々のタワーハウス時代の城塔が城館の中心部分に残ってはいるが、数度に渡る城地を含む大改装のため戦闘用の城としての遺構はない。 前面に小川が流れており、おそらくこの川を堀代わりにしていただろうことは推察される。 #br 第1次大戦中には戦傷者の療養所として接収され、少女時代の伯爵令嬢、のちの王妃エリザベスも懸命に看護にあたったという。 余談であるが現在世界で広く飼育されている肉牛・アンガス牛の発祥はこの近辺のアンガス地方であり、現在の伯爵家も肉牛の生産などで収入を得ている。 }}} |BGCOLOR(#ddd):80|300|c |所在地|スコットランド、アンガス、グラームズ| |現存状態|現存| |城郭構造|タワーハウス → 復古式城館| //題名を付けて説明する場合は、以下の方法で必ず折り畳んでください。 //初めから折り畳みにすると、Edit番号が割り振られませんが、必要な場合は折り畳まない状態でプレビュー表示してEdit番号を拾ってください。 #br #style(class=submenuheader){{{ &color(White,Maroon){グラームズの怪物(クリックで表示)}; }}} #style(class=submenu){{{ **グラームズの怪物 グラームズ城といえば、城にまつわる幾多の怪奇譚に彩られていることでも有名である。 伯爵の一族に生まれた異形の子供を死ぬまで監禁したという「グラームズの怪物」、審判の日まで永遠に悪魔とトランプをし続ける「ギャンブル狂いのビアーディ伯」、窓はあるのに城の中からは入り口が見つからないという「謎の隠し部屋」、国王との諍いのせいで魔女裁判で処刑された城主夫人と言われる「灰色の貴婦人の幽霊」と彼女のために常に席を一つ空けておかなくてはいけない礼拝堂、更に比較的近年に現れたという少女の亡霊、など、バリエーションに富んだ怪奇譚がこの城の特色ともなっている。 もちろん怪談大好きイギリス人にとっては人気のスポットである。 }}} *コメント [#comment] #pcomment(,reply,10,)