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古河城 の変更点

#include(城娘項目,notitle);

#include(城娘ステータス注釈,notitle)

|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''古河城(こがじょう)''|
|&attachref(./古河城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/古河城.png,nolink);|図鑑No.|220|
|~|>|~|レア|5|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/平水.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|下総|
|~|>|~|武器属性|[[石弓]]|
|~|>|~|最大レベル|110|
|~|実装日|>|>|2017年07月11日|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化4回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|11|消費気((基本消費気を含みます))|100|
|~|耐久|1239/&color(Red){2357};|耐久|2031/&color(Red){3865};|
|~|攻撃|83/&color(Red){326};|攻撃|136/&color(Red){534};|
|~|防御|49/&color(Red){190};|防御|76/&color(Red){296};|
|~|射程|260/&color(Red){260};|射程|426/&color(Red){426};|
|~|回復|10/&color(Red){32};|回復|14/&color(Red){44};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特技]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 計略発動時間短縮・弐|>|>|>|自身の計略使用までの時間が37%短縮|
|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / 計略発動時間短縮・弐|>|>|>|~|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 雪華図説(使用まで60秒:消費気3)|>|>|>|範囲内の敵の動きを5秒間封じる&br;(範囲:中[&color(Red){150};])|
|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / 続雪華図説(使用まで55秒:消費気3)|>|>|>|範囲内の敵の動きを5秒間封じる&br;(範囲:大[&color(Red){200};])|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|1180年代に下総国に築城されたのが&br;私、古河城よ。&br;&br;周囲の川を利用した水堀など天然の要害で&br;守りを固めた水城だから、簡単には&br;攻め落とされたりしないんだから!&br;&br;それに、私の城主になる人は要人が&br;多かったんだからね……って、なによ?&br;かつての栄光は何処へ……ですって?&br;うるさいわね、怒るわよ!|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[築城]]''|&color(Maroon){''特殊築城限定''}; 05:00:00 ([[季節外れに舞う六花]])|


//#style(class=submenuheader){{
//-''[[城娘改築]]''
//}}
//#style(class=submenu){{
//
//}}
//#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=open,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
//|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
//| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
//|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|h
//|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
//|>|無印|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//|>|改壱|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
#include(古河城/ステータス,notitle)
}}
#br
*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]
-概要
初の平/水複合属性を持つ石弓城娘。適応地形が広い点と入手難易度が比較的緩いのが売りとなる。
特技は「計略発動時間短縮・弐」で、CTが長い計略を持つ古河城には非常に恩恵が大きい。
しかもステータスにまつわらない特技のためか、素のステータスは若干ながら厚遇されている。
計略持ちゆえにコストがやや高いことを除けば基本的に使いやすい。
 
-計略「雪華図説」
[[有岡城]]や[[ユッセ城]]の計略効果と同じタイプ。似ているのは後者で、指定した範囲内の敵を完全に行動停止させる。
シンプルゆえに使いやすさでは優るが、避雷針としても使える有岡城の計略に比べ、応用範囲はやや狭くなるとも言える。
そしてユッセ城の計略のようなダメージ効果もなく、相手を制止させるのみという効果となっている。
その分コストは3とお安めに設定されており、自軍の負担になりにくい。
 
難点としては範囲が中とやや狭めでCTも60秒と長い事。止める相手は慎重に選びたい。
ただし先の特技を発動させて37%減少させると、CTが37秒となり、使い勝手は大幅に向上する。
速射性ではユッセ城のそれに勝るため、大砲などであらかじめ周囲を片づけてからボスに使うようにしたい。
 
-改築
復刻に合わせて改築が実装された。巨大化回数+1、計略持ちのため基本コスト-1の恩恵を受けつつ、計略が強化された。
強化後の計略「続雪華図説」は、既存の計略から指定可能範囲の拡大とCT55秒(-5秒)となり、相手を広く止めやすくなった。
 
一方で、元の特技に強化が入らないまま巨大化回数+1となり、必要コストだけが増えてしまっているのがやや痛い。
具体的に言うと特技に必要な合計消費気は地形不一致で118、地形一致で99となり、改築前と比較して大体20程度の差が生まれる。
古河城の素の戦闘力+34秒で回せる行動停止計略がそれに見合う対価か、編成や状況と相談してよく考えよう。
だが、相変わらず停止計略を自前の特技を利用し、短いCTで連続使用できるのは古河城だけの特権。
//味方のバフが充実していれば元々の石弓の火力と属性による広めの範囲が活かせるので、編成次第ではむしろ追い風にできる。
味方のバフが充実していれば元々の石弓の火力が活かせるので、編成次第ではむしろ追い風にできる。
 
-余談
イベントでは一体の桃形兜と深い絆を結ぶ、という珍しい展開を見せ、多くの殿を涙させた。
これを受けてか、イラストレーターのヤッペン氏も[[イベントにちなんだイラスト>https://twitter.com/yatt83/status/915970438974418944]]を発表している。
 
出自の関係から、あまり他の城娘と積極的に関わるタイプではないが、イベントで救われた経験から[[前橋城]]と仲が良い。
特にその前橋城からは何かと気にかけられており、古河城も文句こそ言うが、まんざらではない様子。
 
-性能の変遷
--2017年04月11日:
---特技の効果が25%から35%へ上昇
--2018年01月16日:特技、ステータスの上方修正
---特技:35→37%
--2018年07月10日
---改壱を実装。
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:[[真中琴与>http://www.axl-one.com/talent/manaka.html]]

#region(←クリックすると台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{

※計略のない城娘の計略発動ボイスなど、通常流れないボイスはゲーム内の図鑑で聞くことができます。
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|入手|入手|私が古河城よ。とっても高貴な私が仲間に&br;なってあげるんだから、ありがたく思いなさいよね。&br;て、ちょっと!誰が没落貴族よ!|
|所領|所領1|私のこれまでの城主はと~っても身分の高い人たちばっかりだったんだから、殿も鼻が高いでしょ? ふふ、せいぜい私を大事にすることね!|
|~|所領2|こう見えても泳ぎは得意なんだからね! どうしてもって言うなら、殿に泳ぎ方を教えてあげても良いわよ? え? 水着? も、もちろん持ってるわよ!|
|~|所領3|ちょっと今話しかけないで……雪の結晶をスケッチしてるところなんだから……って、ああ! 殿のせいで溶けちゃったじゃないのよぉ!|
|~|変身|私の美しい姿を見て、酔いしれるといいわ!|
|~|変身解除|はい、これでおっしま~い♪|
|~|ダメージ1|痛いじゃないのよぉ……覚えてなさい!|
|~|ダメージ2|私の体に傷が〜!|
|出陣|出陣|安心なさい。私に任せておけば、万事解決よ。|
|~|委任出撃|安心しなさい、殿。こんな任務、訳ないわ。|
|~|編成1|殿が私を選ぶのは、まあ、当然よね!|
|~|編成2|行事でも戦でも、射手は私に任せなさい!|
|合戦|つままれ|こら、何して! ……ちょっと、ほんとにやめてよぉ~……。|
|~|配置|日本無双の弓取の技、見せてあげるわ!|
|~|選択|ここから先へは……通さないわ!|
|~|巨大化|一射絶命!|
|~|特技発動|これが日本無双の弓術よ!|
|~|計略発動|私の矢から逃げられると思ってるの!|
|~|大破|なんで……私がこんな目に……。|
|~|勝利|やったやった~! あっ……ま、まあ、当然の結果ね。|
|~|敗北1||
|~|敗北2||
|その他|合成|やれやれ、また強くなっちゃったわね。|
|~|放置|私を放っておくなんて……殿ったらほんと見る目がないんだから……ふん!|
|~|おかえり|まったく、来るのが遅いのよ。ほら、さっさと弓の練習するわよ。|
|~|ありがとう|ふん……ありがと。|
|~|出陣画面(図鑑未登録)|安心しなさい。私が全て、射抜いてあげるわ。|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|BGCOLOR(#fbd):それは楽しみだ|ふふ、ほんと楽しみね。けど覚えておいて……狩ったお肉は、私のものなんだからね!|
|~|初心者なんだが……。|もう、仕方ないわね。それじゃあ私が手取り足取り教えてあげるわよ。|
|イベント2|BGCOLOR(#fbd):自分がいるだろ|ふん、何格好いいこと言ってるのよ……ちょっときゅんとしちゃったじゃない……。|
|~|何だ? おかわりか?|そういうことじゃないわよ! ……まあ、まだ残ってるなら、食べてあげないこともないけど……。|
|イベント3|よく汚れが取れそうだ|そうそう、刺繍のあたりが……って雑巾にするんじゃないわよ! もう、乙女心を弄んで……殿のバカバカバカ~ッ!|
|~|BGCOLOR(#fbd):ありがとう、大切にするよ|喜んでもらえて、うれしいわ……。でも、いい? それ、無くしたら許さないんだからね!|
}}

#endregion
#endregion

特殊ボイス: 利用可能
*画像 [#image]
イラストレーター:[[ヤッペン>https://twitter.com/yatt83]]

|&attachref(./古河城_入手.jpg,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&attachref(./古河城 御嬢.png,50%);|&attachref(./古河城 城娘.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&attachref(./古河城 大破.png,60%);|&attachref(./古河城 特技.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
***改壱 [#l6ce263b]
#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&attachref(./古河城 御嬢.png,50%);|&uploader(87d29b244d57b5a43d10668bea5ba79f58ed7d93_scre_3530,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&uploader(b2930668834d3d232021954f0b26bc3c3e959fe8_scre_3532,50%);|&uploader(371f749ea60548ba7dabcc163239108c7b23416e_scre_3531,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
*城娘の元ネタ情報 [#note]

//※※※注意事項※※※
//元ネタ記事を増やす際には無駄な行間を無くすため「#br」は入れないでください。
//中項目【デザイン】【特技・計略】【セリフ】の第一行「#style(style=padding-bottom~」と末行「}}}」は各中項目の間隔調整も兼ねているのでそのままにしておいてください。
[[【出張版】教えて!れきしクン!]] 第30陣にて公式解説あり。

【デザイン】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){身に着けている金の装飾(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
江戸時代、古河藩の2期に渡り藩主をつとめた土井家の家紋「六つ水車」。
「槌」の形に見えるが、「柄杓」を並べた水車を模している。
}}

}}}
【特技・計略】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){雪華図説(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
徳川幕府の老中も務めた古河藩藩主・土井利位が、雪の結晶を「雪華」と名付け20年観察して刊行した書「雪華図説」。
このことから利位は「雪の殿様」とも呼ばれ、またこの「雪華図説」は日本最初の雪の自然科学書としても評価されている。
オランダから輸入した顕微鏡による観察だったが、セリフで触れているように結晶はちょっとした熱で形を崩してしまうため繊細な作業が必要になる。
}}

}}}
【セリフ】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){「私のこれまでの城主はと~っても身分の高い人たちばっかりだったんだから」(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
古河城の城主は、元となる城館を建てた下河辺行平が、源頼朝から源氏一門と同等に扱われる待遇であったと伝えられるほか、室町幕府から関東十ヶ国の統治を任された鎌倉公方が、享徳の乱により古河を本拠にして「古河公方」となり、江戸時代になっても幕府の大老を務める堀田正俊や土井利勝、老中の土井利位など、要職を務めている城主が多い。
}}

}}}
*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

源頼朝から「日本無双の弓取」と謳われた弓の名手である下河辺行平が、平安時代末期の治承4年(1180年)頃に築城した。周囲を水に囲まれた天然の要害で、西側は渡良瀬川に面し、東側は沼地、少し離れた南側には利根川が流れる地形に建てられた城。
当初は城館であり古河城という呼称ではなく、応永3年(1396年)の小山犬丸の乱においては、足利氏満の「古河御陣」と呼ばれていた。この頃から野田氏が城主となり、永享12年(1440年)の結城合戦では野田氏は結城方につき、[[結城城]]の陥落とともに古河御陣も落城した。
室町時代末期の享徳3年(1454年)には足利氏(公方家)と山内上杉氏(関東管領)との対立から享徳の乱が起こった。享徳4年(1455年)に、第5代鎌倉公方・足利成氏が鎌倉から古河に本拠を移し、初代古河公方となった。
この享徳の乱によって鎌倉府は事実上崩壊し、足利氏(公方家)は東上野・下野・下総・上総・安房などを、山内上杉氏は西上野・武蔵・相模・伊豆などを勢力圏として対峙し、関東における戦国時代の幕開けとなった。この戦国時代において古河御陣改め古河城は古河公方の拠点として使用され、古河公方が本拠としていた間は古河御所とも呼ばれた。
古河公方家では関東享禄の内乱の際に足利高基と足利晴氏が争い、享禄4年(1531年)に晴氏が高基が在城する古河城を攻撃し、高基は隠居して晴氏が当主となった。この時[[忍城]]主の成田親泰や[[宇都宮城]]主の宇都宮興綱が晴氏方として戦っている。

#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{

晴氏は北条氏綱の支援で小弓公方の足利義明を滅ぼしたが、天文15年(1546年)の[[河越城>川越城]]をめぐる戦いで北条氏康と敵対し、後北条氏との関係は険悪となった。晴氏は長男の幸千代丸(のちの藤氏)を後継者に定めていたものの、氏康は自身の妹である芳春院と晴氏との子である梅千代王丸(のちの義氏)を後継者とするよう圧力をかけ、晴氏はこれを受け入れ幸千代丸を廃嫡せざるを得なかった。
天文23年(1554年)には晴氏は藤氏とともに[[葛西城]]から古河城に移り氏康に反抗したが、後北条軍に古河城を攻略され幽閉された。古河公方の権力は梅千代王丸に一本化され、氏康は梅千代王丸が義氏として元服する際に理髪役や仮冠役を務め、古河公方の後見役としての立場を明確にした。
義氏が居城としたのは古河公方代々の居城である古河城ではなく、古河城と交換された古河公方の宿老簗田氏の[[関宿城]]で、これも氏康の意向によるものだった。永禄4年(1561年)に関東に侵攻した上杉謙信は藤氏を擁して簗田晴助の古河城に入り、関宿城の義氏は逃亡した。
義氏はその後各地を転々としたが、永禄12年(1569年)に後北条氏と上杉氏の和睦が成立すると義氏は鎌倉から古河城に移り、古河公方の旧領に復帰した。以後の古河城は北条氏の支配下で古河公方足利氏一族が在城し、天正18年(1590年)の小田原征伐の際に開城された。
#br
小田原征伐後は徳川家康に仕えた小笠原秀政が入り、古河城を修復・拡張した。江戸時代に入ると江戸の北東を守る城として譜代大名が交代で城主となり、幕府の老中や大老(土井利勝・堀田正俊)の居城としてだけでなく、宇都宮城や[[岩槻城]]と同様に日光社参の将軍宿城として使用され、近代城郭として整備、町も日光街道の宿場町として、また渡良瀬川の水運を利用した交通・物流の要衝として栄えた。
度重なる渡良瀬川の洪水に悩まされていたため、他には例を見ない洪水対策マニュアルも整備されていた。
天守は建てられなかったが、利勝によって本丸の西北出隅にかつて自身が築いた[[佐倉城]]天守を模した御三階櫓が築かれ、事実上の天守として機能していた。御三階櫓の姿は寛永10年(1633年)に描かれた『古河城御三階櫓絵図』で確認でき、破風が無い質素な外観の層塔型天守が描かれている。
縄張りの規模は、南北1800メートル、東西550メートルであった。
#br
著名な古河藩主としては、天保8年(1837年)に起きた大塩平八郎の乱の鎮圧を[[大坂城>徳川大坂城]]代として担当したことでも知られる土井利位(としつら)がおり、オランダから輸入した顕微鏡により日本で初めて雪の結晶(六花)の研究をし、『雪華図説』『続雪華図説』を出版したことから「雪の殿様」の異名を持つ。
余談だが、大塩平八郎の乱の一因とされる天保の大飢饉が起きたのもこの頃であり、江戸小氷期の中では元和・寛永小氷期、元禄・宝永小氷期に続く寛政・天保小氷期と呼ばれる時代で、関東でも多く雪が観測されていた。ただし、天明・天保の大飢饉の頃には、暖冬・冷夏の気候だったとの指摘もある。
古河市の非公認ご当地キャラ「こがにゃんこ」であるどいしゃむ位は土井利位、たかみにゃん石は家老であり大塩平八郎の乱について詳細に書き残した鷹見泉石(たかみせんせき)、古河公方・あしかがにゃり氏は初代古河公方・足利成氏をモデルにしている。
http://kodachi369.net/koganyan/
#br
明治6年(1873年)、明治政府から廃城令が発布され、明治43年(1910年)から大正14年(1925年)にかけた渡良瀬川の河川改修工事により跡形もなく取り壊され、城の主郭部分は川底に沈み、跡地は渡良瀬川の洪水を防ぐ土手として整備された。
現在は諏訪曲輪付近に曲輪や堀などの痕跡が確認できる他、丸の内曲輪の北東端には桜町曲輪北側土塁(獅子ヶ崎土塁)が残り、南端の立崎曲輪(頼政曲輪)にあった頼政神社が北端に移築されている。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|茨城県古河市|
|現存状態|曲輪や堀など|
|城郭構造|平城(水城)|
*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)

//議論板は必要に応じて設置してください。
//*議論板 [#gironcom]
//#region(←議論板 %%%性能や編集についてツリーが伸びたり誘導されたりした場合はこちらを利用してください。%%%)
//#pcomment(Comments/ページ名/議論,reply,10,)
//#endregion


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