トリム城 の変更点
*現実の城情報 [#information] //編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです) ダブリンから北西約40キロメートルのトリムの町を流れるボイン川の南岸にある城。 3万平方メートルに達する城地を持ち、アイルランドでは最大級の城郭として知られる。 イングランド王ヘンリー2世によるアイルランド侵攻の後、ミーズ地方を与えられたノルマン人貴族ヒュー・ド・レイシーとその息子ウォルターによって1172年から50年近い歳月をかけて段階的に作られた。 トリムは当時も現在もそこまで大きな町ではなかったが、立地的に領地経営に便利だったため選ばれたようである。 のちには議会や巡回裁判が開かれ、貨幣鋳造所も置かれるほどの中心地へと姿を変えるが、現在は閑静な町に戻っている。 #br #style(class=submenuheader){{{ &color(White,Maroon){続きをクリックで表示}; }}} #style(class=submenu){{{ まず最初の土塁と堀で周囲を囲っただけの木製の城は、レイシーが翌年アイルランドを離れた隙に襲撃・焼き討ちされた。 現在見られる三層構造のキープはその後再建した城に1176年から建造されたもので、十字型の主塔に方形の塔を組み合わせた独特の十二角形の断面を持つ。 さらにキープを守るように城壁・水濠が設けられ、1220年ごろにはほぼ現在の形になった。 ボイン川の側にも川を堀代わりに使うのではなく、別に水濠が引き込まれているなど防御に工夫を凝らしているのが伺える。 その後城本体には大掛かりな改修・改築工事がなされなかったこともあり、ノルマンの矩形キープ式城郭の姿を現代によく残している。 #br 14世紀には城下町が大きくなり市壁が築かれた。5つの門があったが現在はボイン川北岸に1つだけ残っている。 15世紀になるとアイルランドにおけるイングランドの勢力が衰退するが、この時期にあってもトリム城はペール(イングランド領アイルランド)の最前線かつ中心拠点として周囲に睨みを利かせた。 1640年代のアイルランド同盟戦争の頃にはすでに城は荒廃していたが、それでも補修を受けてアイルランド勢の拠点に使われた。 しかし城の守備兵はクロムウェル軍のドロヘダ虐殺を聞いて城を放棄したため、城は無血でクロムウェル軍により占領された。 その後城は複数の所有者の手を経て近傍の領主ダンセイニ男爵家の手に渡る。以降遺跡として一般公開されていたが1993年に国へ売却され、600万ユーロをかけた補修工事を経て2000年に一般公開が再開された。 1994年には映画『ブレイブハート』のロケ地として使われた。ただしスコットランドの城という設定で。 また、近傍にはケルト時代のアイルランドの政治・文化・宗教的な中心地だった『タラの丘』がある。 }}} |BGCOLOR(#ddd):80|300|c |所在地|アイルランド共和国、ミーズ州、トリム| |現存状態|主城塔、城門、城壁(一部欠)| |城郭構造|矩形キープ・囲郭式平城| *コメント [#comment] #pcomment(,reply,10,) |
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