Top > ダンルース城

ダンルース城 の変更点

*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

北アイルランドアントリム州、コーズウェイ海岸に面した高さ30mの絶壁の上に建つ城。
崖のぎりぎりに建っており、将来的に海蝕が進むと現在の姿は失われてしまう可能性がある。
13世紀に要塞として築かれたがのちに城館として改装を受け、現在残る主棟部分の大半はその後のもの。
北アイルランドを代表すると言ってもいい古城址で、その立地や外観から様々な作品の舞台やモデル、ロックバンドのアルバムジャケットにも使われた。

#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{
元々この場所にはヴァイキングなどに対抗するための城砦があったとされるが、現在に続く城を最初に築いたのは2代アルスター伯。
のちに周辺の領主マッキラン氏族が城に入るが、スコットランドのマクドナルド氏族の一派マクドネル氏族との抗争によって城を追われる。
このマクドネル氏族によって城はマナーハウスとして改装された。マクドネル家はのちにエリザベス1世に恭順し、アントリム伯に叙される。
1588年、スペインの聖祝福艦隊(いわゆる無敵艦隊)のガレアス艦が付近の海に難破座礁した。マクドネル家は死者を弔い生存者を看護し、ついでに艦が積んでいた大砲と財貨を回収して大砲は城門塔に据えつけた。そのほかの物資は売り払って城を修繕する元手にしたという。
1690年のボイン川の戦いに至るウィリアマイト戦争においてアントリム伯はジャコバイト側に立って参戦するが、ウィリアマイト軍に破れマクドネル氏族は没落、城は廃城となる。一部の石材は付近の村の建材に転用された。

#br
切り立った崖に囲まれた主郭と内郭をもち、陸側には二重の城壁を持つ外郭を配していた。
内郭と外郭の間には堀を切って防御を固め、内郭に入るにはこの堀にかかった橋を渡るしかない。内郭最外部には二つの円塔と城門塔を持つ城壁が建つ。
また外郭には厩舎と家臣の宿舎があった。更に城内の一角と崖下の海蝕洞とが繋がっており、危急の際はここから脱出することが可能だった。
マクドネル家による改装で作られた居館は主に内郭部分に建ち、この時代の生活の中心が内郭に移っていたことを示している。
波の侵食で城の一部が崩れ落ちたという伝承があるため、その後で陸地側に居館を移したのかもしれない。
現在では城の付近には数軒の人家があるほかは放牧地などになっているが、最盛期の城の門前には小さいながらも城下町が築かれていた。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|北アイルランド、アントリム州、|
|現存状態|城壁、城塔、城館(廃墟)|
|城郭構造|囲郭式城郭|

*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)


ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS