享徳の乱前後に、山内上杉方の軍事拠点として、青戸の地に築城された。 最初の葛西城の城主は、武蔵守護代大石氏の一族、大石石見守であった。 入場後、子孫は代々、石見守を称していた。 寛生3年(1462)から文明10年(1478)頃までの一時期は、上杉方の千葉実胤が入城したとも言われている。 その後は、再び大石氏が葛西城に入り、山内上杉氏の関東最南端の前線、葛西の守備にあたっていた。 天文7年(1538)に北条氏綱が攻略した。