不言城、物不言城とも呼ばれるこの城は、現在の国道9号線と県道32号線の交差点の南に聳える山に築かれている。 この城の主郭は山頂にあり、西に向かって大きく三段の曲輪がある。この場所に削平されただけの二の丸、三の丸があったとされる。 北西に伸びた尾根の先端には居館跡があり、石積、広い削平地が見られる。 この居館から本丸に続く山腹に、山城には珍しく石積みされた番所と呼ばれる遺構が残っている。 築城年代は定かではないが、当初は福光氏の居城であったと言われる。 1559年、石見に侵攻した毛利元就は、家臣である吉川経安に福光氏の所領を与え、これを機に吉川経安は福光城を改修して居城を移し、同時に石見銀山の管理も任された。
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