石巻城 のバックアップ(No.1)

城情報 Edit

石巻城(いしのまきじょう)は宮城県石巻市(陸奥国桃生郡)にあった城。
旧北上川河口にほど近い丘陵である日和山(標高61.3m)に築かれた平山城。
鎌倉政権による奥州藤原氏討伐の恩賞として奥州総奉行の地位と岩手県南部~宮城県北東部を与えられた葛西清重が築いたとされるが、葛西清重の奥州在住期間は短いためこれを疑問視する向きもある。
発掘調査では少なくとも中世期の城館跡が見つかり、築城時期はともあれ、戦国時代末期まで当地で勢力を誇った奥州葛西氏の重要な拠点であったことは間違いないと考えられている。
葛西氏が没落した奥州仕置から大崎葛西一揆の頃には廃城になったと考えられる。
跡地は江戸時代には仙台湾から太平洋を一望できる場所であることから、出港前の天候確認のための観測地点や風光明媚な景勝地となり、松尾芭蕉も『おくのほそ道』の旅の際に訪れている。
現在は日和山公園として整備され、石巻の歴史を一望できるスポットとなっている。

所在地宮城県石巻市日和が丘2丁目
現存状態日和山公園
城郭構造平山城


ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS