掛川城 のバックアップ差分(No.6)

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#include(城娘項目,notitle);

#include(城娘ステータス注釈,notitle)

|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''掛川城(かけがわじょう)''|
|&attachref(./掛川城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/掛川城.png,nolink);|図鑑No.|314|
|~|>|~|レア|6|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/平山.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|遠江|
|~|>|~|武器属性|[[石弓]]|
|~|>|~|最大レベル|115|
|~|実装日|>|>|2018年9月18日|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化5回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|11|消費気((基本消費気を含みます))|127|
|~|耐久|1239/&color(Red){2403};|耐久|2478/&color(Red){4806};|
|~|攻撃|86/&color(Red){346};|攻撃|154/&color(Red){622};|
|~|防御|53/&color(Red){213};|防御|100/&color(Red){404};|
|~|範囲|250/&color(Red){250};|範囲|437/&color(Red){437};|
|~|回復|10/&color(Red){33};|回復|10/&color(Red){66};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特技]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 耐久強化【全遠隔城娘】・参|>|>|>|全ての遠隔城娘の耐久が20%上昇|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 隠伏の霧&br;(使用まで45秒:消費気5)|>|>|>|30秒間対象の範囲内の敵の攻撃範囲と&br;移動速度が40%低下(自分のみが対象)|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|私こと掛川城は、駿河の守護大名・今川氏が、&br;家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのが&br;始まりと言われています。&br;&br;実は、東海を制す重要な拠点ともされていた&br;私には、様々な言い伝えが残っているのですが、&br;その中でも霧吹井戸の伝説は特に有名なのです。&br;&br;え? どんな伝説なのか知りたい、ですか?&br;えと、ここで話すのは少し恥ずかしいので、&br;後で二人きりの時に、こっそり教えますね。|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[築城]]''|04:50:00|
|''神社''|&color(Red){''[[招城儀式]]''};|

//#style(class=submenuheader){{
//-''[[城娘改築]]''
//}}
//#style(class=submenu){{
//
//}}
//#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=open,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7_8|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
//|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
//| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
//|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|h
//|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
//|>|無印|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//|>|改壱|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
--[[テンプレート/城娘/ステータス表]]より、城娘ステータス用のページをテンプレートから作成し、ここにincludeしてください。&br;
#include(○○○/ステータス,notitle)
}}
#br



*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]
-概要
純粋な☆6の平山属性で石弓武器種の城娘。同じ立ち位置のキャラとしては[[[端午]多賀城]]以来久々の追加実装となる。
特技は、自己強化メインの石弓城娘にしては珍しく、配置中の全遠隔城娘の耐久を20%強化する効果。
使用することで遠隔城娘達の生存率を上げてくれる……のだが、そもそも遠隔城娘と防御系のバフの相性は悪い。
遠隔城娘は攻撃を避ける配置にするのが基本なうえ、元の耐久値も総じて低めなので、特技発動後も過信は絶対禁物。
 
しかし、どうしても遠隔が攻撃を受ける機会が多いマップでは、非常に役に立つ。
特に佐竹毛虫など、ルートを無視しつつ高火力の攻撃を叩き込んでくる相手に対してはそれなりに有効。
あくまで特技については活躍の場面を選ぶのは否めない。が、上手く扱えば、遠隔城娘にとっての難所を突破できる可能性が見えてくる。
 
-計略「隠伏の霧」
自身限定の指定バフで、30秒間範囲内の敵の攻撃範囲と移動速度を40%低下させる。
有力な仮想敵は騎馬兜や鎌鼬、鬼火など。移動速度が速く、かつ攻撃の痛い敵に対してはとかく有効。
何より敵の移動速度が低下すれば、それだけ味方の攻撃数が増える。自身限定の計略ながら、実際は自軍の殲滅力を上げられる。
ただし、効果範囲内に刀や槌などの近接城娘がいた場合、敵からの被ダメージ回数が増える可能性もある。
一応この点は自前の攻撃範囲デバフで補えているが、気をつけることに越したことはない。
 
また、この攻撃範囲を狭める効果により、蔵への手出し防ぐという局地的な運用法もある。緊急時には遠慮なく使おう。
さらに計略CT短縮持ちがいれば、CTも実質なくすことが可能。編成と配置次第ではかなり強力なデバフの撒き手となるだろう。

//-性能の変遷
//バランス調整がされた際に箇条書きで記載してください。
//--2018年00月00日、特技の効果を修正
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:[[ささきのぞみ>https://twitter.com/nozooooo]]

#region(←クリックすると台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{

|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|所領|ログインボーナス|おかえりなさいあなた。って、今のは間違えたというかなんというか……お恥ずかしい……|
|所領|ログインボーナス|おかえりなさいあなた。って、すみません、今のは間違えたというかなんというか……お恥ずかしい……|
|~|変身|承知いたしました、それでは良き妻として、変身です。|
|~|帰還|ただいま戻りました、殿?私の本格木造天守閣、存分にご堪能いただけましたか?|
|~|放置|殿、どうしたのですか?まさかお顔が痛むのですか?そ、それでしたら私が殿のお顔を踏んで痛みを和らげてさしあげます!|
|~|御嬢クリック|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|城娘クリック|&color(Gray){出陣/クリック時と同じセリフ};|
|出陣|キャラクリック|主を支えてこそ、城娘なのです。|
|~|~|&color(Gray){合戦/城娘配置完了時と同じセリフ};|
|~|委任出撃|霧に乗じて、さくっと終わらせてきますね。|
|城娘|キャラクリック|見性院様のような良妻賢母となるため、殿が望むことには全て応えてみせます!殿、してほしいことがありましたら、何なりと仰ってくださいね。|
|~|~|もっこもっこもっくもっく~♪どうですか、殿?これ帰雲城ちゃんと一緒に考えた歌なんですよ。よかったら一緒に歌いませんか?|
|~|~|殿、何か食べたいものはありませんか?私、どんなものでもお作りしますよ?……え?大根料理?あ、あのぉ……大根以外でお願いできないでしょうか?|
|~|部隊編成|では、戦装束に着替えてきますね。|
|~|~|無論、何処であろうと、お供しますよ。|
|~|城娘合成|良妻賢母に、また一歩近づけた気がします。|
|~|贈り物|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|詳細確認(サンプルボイス)|&color(Gray){合戦/開始時と同じセリフ};|
|図鑑|城娘|~|
|~|御嬢|&color(Gray){所領/放置時と同じセリフ};|
|~|特技|&color(Gray){合戦/特技時と同じセリフ};|
|~|大破|&color(Gray){合戦/大破時と同じセリフ};|
//
|合戦|開始|霧ある所に掛川あり、心も体も、こっそり狙い撃ちです。|
|~|城娘配置|もわもわもわ~ん。|
|~|城娘配置完了|掛川城、ひっそりと出陣です。|
|~|配置中城娘選択|陰ながら、殿をお支えします!|
|~|巨大化|内助の功内助の功♪|
|~|特技発動|この距離なら、外すわけありません!|
|~|計略使用|ふふっ♪霧が濃くなってきましたね。 / &color(Red){[改壱]};|
|~|大破|最後まで添い遂げたかった……|
|~|勝利|東海の名城と呼ばれた私ですもの、これくらいは当然です。|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|……家事の達人だろ?|殿?ご存知ないことを知ったか振りするのは、あまりよろしくないですよ?他の城娘の前では、今のような態度は取らぬよう、注意してくださいね?|
|~|確か京の馬揃えの……。|はい、正解でございます、殿♪どんな時でも大切な人を支えられる存在……あぁ、私もいつか、そんな素晴らしい城娘になりたいです。|
|イベント2|掛川城の頼みなら仕方あるまい。|ありがとうございます、殿。ふふっ、やっぱり殿はお優しいですね。さぁ、今日は精のつくものをたくさんご用意しましたので、たっぷりと召し上がってくださいね♪|
|~|……今日は大根な気分なんだ。|そ、そのように切なげに言われても困りますぅ……!って、どうしてさっきから、私の足をじっと見つめているのですか!?もぉ、私の足は大根なんかじゃありませんってば!殿ぉ、本気で怒りますよ!?|
|イベント3|ありがとう、掛川城。|どういたしましてです、殿♪それと、ここで一つお願いなのですが……。その、いつか殿の馬に、私も乗せていただけませんか?はい……殿と一緒に、乗ってみたいのです。……だめ、でしょうか?|
|~|……機会があったらな。|うぅぅ、その言い方……行けたら行くよ的なものを感じるのですがぁ……あっ、い、いえ……何でもないです。……はぁ。やっぱり、私の想いは伝わっていないということですね。|
}}

//正解色 BGCOLOR(#fbd):

#endregion
#endregion
*画像 [#image]
イラストレーター:[[神無>https://twitter.com/monochromu000]]

//入手画像サイズが1275×720ではないので持っている方がいたら差し替えお願いします


|&attachref(./掛川城_入手.jpg,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&uploader(3f15810007fe4da959e7b15c43c0abaea4ec4867_scre_3928,50%);|&uploader(d733f296a34e9e1aacbd04525b93676a7198cc75_scre_3929,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&uploader(3e106800edc2b6af9ead280ee77eeffa8b97fca2_scre_3934,50%);|&uploader(bea0f560b6ead190f04563e8d18036653d296258_scre_3933,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)
東海道を押さえる要衝に築かれた遠江を代表する城で、その壮麗さから「東海の名城」と謳われた城。
文明年間(1469~1487年)に駿河守護の今川義忠が重臣の朝比奈泰煕に命じて子角山に築かせたとされる掛川古城が始まりで、その後今川氏が遠江で勢力を拡大したのに伴って、現在の地に新城が移された。
掛川城は東遠江の中心に位置し、東・南・北を低丘陵に囲まれた盆地にある標高56メートルの龍頭山に築かれ、城下には東海道と秋葉街道(遠江から信濃へ塩を送る運搬路だったため、塩の道と通称される)が交差する交通の要衝であり、今川氏による東遠江の支配拠点として機能した。
今川氏時代は泰煕の子・泰能、その子・泰朝と、今川氏に重臣として仕えた朝比奈氏が代々城代を務め、永禄11年(1568年)に武田信玄が甲相駿三国同盟を破って駿河に侵攻した際には、当時の城主・泰朝は[[今川館]]から逃れた今川氏真を迎え入れ、信玄に呼応して遠江に侵攻した徳川家康に抵抗している。
#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{

この家康による攻撃の際、掛川城内の井戸から立ち込めた霧が城を覆い隠し、徳川軍の攻撃を阻んだといわれ、そのことから掛川城は「雲霧城」の異名もあり、霧吹井戸は天守台の脇に現存している。
今川方の多くの武将が氏真から離反していくなか、泰朝は最後まで氏真に忠義を尽くして掛川城を死守し、半年間に渡る籠城戦を展開したが、信玄が家康との約定を破って遠江にまで圧力をかけてきたため家康は氏真との和睦を図り、氏真はこれを受け入れて掛川城を開城し家康に引き渡した。
氏真は正室・早川殿の父である北条氏康を頼り、籠城衆とともに北条氏に引き取られ蒲原城に入った。
その後駿府は氏真の家臣・岡部正綱によって一時的に奪還され、氏真は氏政の嫡男・国王丸(のちの北条氏直)に今川氏の名跡と駿河の支配権を譲り駿河の奪還を要請するが、最終的に駿河は信玄が駿府の再占領を果たし、今川家臣が信玄に降ったことで武田氏が支配し、氏真は[[小田原城]]に移り住むことになる。
氏真はついに駿河に領主として復帰することが叶わず、このことから掛川城を開城した時点で戦国大名としての今川氏は滅亡したとされる。
一方掛川城を手に入れた家康は石川家成・康通父子を城代として武田氏に対する備えとし、武田方の[[諏訪原城]]と対峙した。
#br
天正18年(1590年)の小田原征伐後に家康が関東に移されると、掛川城には豊臣秀吉の直臣である山内一豊が入った。
一豊は掛川城の大改修を行い近世城郭とするとともに、城下も整備して近世城下町の基礎も築かれた。
朝比奈氏・石川氏時代と山内氏時代の縄張の違いは明らかでばないが、本丸・二の丸・三の丸などの主要部は中世期の縄張が踏襲され、城の南を流れる逆川を取り込んだ外堀とその内側に築かれた松尾丸や、天守丸に築かれた三重天守は山内氏時代から江戸時代にかけて新たに築かれた。
最大の防衛線である内堀(松尾池)・三日月堀・十露盤堀に囲まれた本丸虎口は石川氏時代に原型が造られ、山内氏時代に石垣が加えられて枡形虎口として完成された。
#br
関ヶ原の戦いの際、一豊は俗に言う「小山評定」にて掛川城を家康に提供すると申し出たという逸話があるように東軍の勝利に貢献し、その功もあって土佐一国を与えられた。
ただし近年では一次史料をもとに関ヶ原の戦いの新解釈を進める白峰旬氏により、上記の逸話はやはり後世の編纂物でしか確認できないことが論証され、諸将が集結する大規模な会議であったとされるにもかかわらず、当時の史料で小山評定について記したものはないため、小山評定の実在そのものが疑われている。
したがって一豊が掛川城を提供したのがどの時点のことであるかは不明だが、少なくとも一豊が東海道筋の諸城が東軍にわたるよう動いていたのは確かであり、その功績が認められての加増だった。
掛川城には新たに松平定勝が入って掛川藩を立藩し、その後は延享3年(1746年)に太田資俊が入るまで譜代大名が頻繁に藩主を交代した。
太田氏の時代に藩政は安定し明治維新を迎えることになるが、安政元年(1854年)の安政東海地震で天守をはじめ主要建築物の多くが倒壊した。
このうち二の丸御殿は翌年から文久元年(1861年)にかけて再建されたが、天守は再建されないまま廃城となった。
#br
廃城後には多くの建築物が取り壊されたが、二の丸御殿は移築を経て維持され、国内では他に[[高知城]](本丸御殿)・[[川越城]](本丸御殿)・[[二条城]](二の丸御殿)の4つしかない現存する貴重な御殿建築として昭和55年(1980年)に国の重要文化財に指定された。
他には油山寺に移築され現存する大手ニの門も昭和29年(1954年)に国の重要文化財に指定されており、城内の別の場所に移築された太鼓櫓と大手門番所、円満寺に移築された蕗(富貴)門、龍雲寺に移築された旧所在地不明の門も現存している。
また天守は平成6年(1994年)に再建され、掛川市はこれを日本初の木造復元天守と主張しているが、明治43年(1910年)の[[岐阜城]]木造天守を復興天守、昭和8年(1933年)の[[郡上八幡城]]木造天守を模擬天守、平成3年(1991年)の[[白河小峰城]]木造天守を「御三階櫓」の復元とするならばという前提のうえでのものである。
加えて、再建された天守は絵図などで確認できる倒壊前の天守ではなく、資料には残っていない一豊時代の天守を、同じく一豊が城主だった高知城の天守を参考にして建てられたものであり、復興天守とされることもある。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|静岡県掛川市掛川|
|現存状態|二の丸御殿、移築櫓、移築門、移築番所、石垣、堀、土塁など|
|城郭構造|平山城|
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#pcomment(,reply,10,)



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