天童城 のバックアップ差分(No.2)

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#include(城娘項目,notitle);

#include(城娘ステータス注釈,notitle)

|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''天童城(てんどうじょう)''|
|&attachref(./天童城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/天童城.png,nolink);|図鑑No.|270|
|~|>|~|レア|5|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/山.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|出羽|
|~|>|~|武器属性|[[鈴]]|
|~|>|~|最大レベル|110|
|~|実装日|>|>|2018年02月27日|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化4回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|12|消費気((基本消費気を含みます))||
|~|耐久|1147/&color(Red){2218};|耐久|2064/&color(Red){3992};|
|~|攻撃|68/&color(Red){219};((武器攻撃力込みの数値です。))|攻撃|111/&color(Red){359};((武器攻撃力込みの数値です。))|
|~|攻撃|68/&color(Red){219}; ((絆ボーナス込の攻撃力は INT(素手攻撃力181*絆ボーナス1.1)+武器攻撃力20=219 です。))|攻撃|111/&color(Red){359}; ((絆ボーナス込の攻撃力は INT((INT(素手攻撃力181*絆ボーナス1.1)+武器攻撃力20)*巨大化係数1.64)=359 です。))|
|~|防御|41/&color(Red){170};|防御|73/&color(Red){306};|
|~|範囲|320/&color(Red){320};|範囲|473/&color(Red){473};|
|~|回復|10/&color(Red){32};|回復|10/&color(Red){32};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特技]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] /鈍足【範囲】・変位 |>|>|>|巨大化する度に範囲内の敵の&br;移動速度が5%低下|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 一歩千金(使用まで30秒:消費気3)|>|>|>|10秒間対象の攻撃が1.3倍|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|私、天童城は舞鶴山に建てられたお城で、&br;村山地方最大の山城と言われています。&br;かつての城主である天童氏は、私を拠点として&br;村山郡の大勢力となり、最上八楯の中心的な&br;存在として活躍したのですよ。&br;&br;また、天童の地は「将棋」で有名なのを殿は&br;ご存知でしたか?&br;私、故郷では将棋教室を開いていましたので、&br;よければ今度、殿にも将棋を&br;教えて差しあげますね♪|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[築城]]''|&color(Maroon){''特殊築城限定''}; 04:30:00 ([[虚空の童に好手あり]])|


//#style(class=submenuheader){{
//-''[[城娘改築]]''
//}}
//#style(class=submenu){{
//
//}}
//#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=open,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7_8|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
//|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
//| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
//|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|h
//|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
//|>|無印|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//|>|改壱|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
#include(天童城/ステータス,notitle)
}}
#br



*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]
-概要
緊急出兵『[[虚空の童に好手あり]]』で入手できる山城属性・鈴武器種の城娘。
入手困難な[[新田金山城]]よりも入手性に優れるという利点が大きい一方、特技も計略も内容はやや控えめである。
とはいえ遠隔不足の山としては妖怪対策を含めて有効なため、鈴武器種という特徴を活かした運用をしたい。
 
-特技『鈍足【範囲】・変位』
移動減速効果を持つ変位特技で、巨大化毎に5%(最大20%)の鈍足効果を発揮できる。
鈍足により自範囲内で敵を捕捉できる時間が増えるため、武器種との相性が良い。
 
しかし速度低下だけで見ると、☆4山弓[[鳥取城]](最大27%)など、天童城より倍率の高い城娘もいる。
さらに最大化までのコストは鳥取城の方が断然安いため、鈍足目的だけの運用では完全に非効率である。
「鈍足を狙いつつも、多くの敵をまとめて攻撃したい」などの場面で活躍させやすい。
 
-計略「一歩千金」
指定した城娘の攻撃力を10秒間だけ1.3倍するバフ計略。CT30秒と短めだが空白時間は20秒と長く効果時間の密度も低い。
さらに同様の計略として山属性には[[与板城]]、[[浦添城]]の1.5倍持ちがいるため、比較すると総じて控えめな性能。
しかしコスト3という扱い易さに加え、鈴武器種ということもあって、既存の攻撃アップ計略の使い手と編成上競合しにくいのが嬉しいところ。
また、それらと合わせたとしても、「攻撃バフの同時使用数を増やせる」という利点も存在する。
 
-運用
ざっくり言うと、敵の長い隊列を地道に削りつつ、トドメを仲間に任せられるならば、天童城がオススメ。
逆に高耐久低防御の敵を狙い撃ちしたいなら、鳥取城が好相性である。
また、相撲(力士)兜などには、二人を配置し遅滞エリアをより広げることで攻撃猶予時間を稼ぐ運用も考えられる。
 
計略は誰に使ってもメリットが大きいが、[[ブラン城]]や[[帰雲城]]、そして[[ユクエピラチャシ]]といったダメージ計略持ちを対象とすると効果的。
この戦法は、山城属性一致での編成を考えた場合、計略威力をあげられるという即効性があるため、メリットがわかりやすい運用法である。
あるいは上述のダメ計持ち+攻撃バフ計略持ち(天童城含む)を三名ずつ用意して、強力なダメ計を連発させるのも面白い。
少々ネタっぽさは否めないが、範囲に劣る点が悩ましい山城だからこそ、化学反応が起こることもある。

//-性能の変遷
//バランス調整がされた際に箇条書きで記載してください。
//--2018年00月00日、特技の効果を修正
 
-余談
山形城からツッコミを入れられるほど豊満なバストをしており、大破絵では寄せて上がってる関係でさらに大きく見える。
//&color(Silver){人呼んでバレーボールおっぱい。};
//また、イベントシナリオでは脱衣麻雀ならぬ脱衣将棋も披露している。
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:

#region(←クリックすると御嬢、台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{

|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|所領|ログインボーナス|お帰りになるのを心待ちにしていました。ささ、殿、今日も一局、お相手願います。え?昨日もやっただろう、って……。ふふふ、だからこそ、今日も将棋を指すのですよ?|
|~|変身|わかりました、殿の願いとあらば、天童城、変身ですっ!|
|~|帰還|ただいま戻りました。うっふふっ、ご安心を♪ 直ぐにお蕎麦をご用意しますからねっ♪|
|~|放置|どうしましたか、殿? ずーっと黙り込んで。あ! なるほど、長考と言うことですか。ふふ、良いですよ。将棋においては悩むのも楽しみのひとつ、ですからね。|
|~|御嬢クリック|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|城娘クリック|&color(Gray){出陣/クリック時と同じセリフ};|
|出陣|キャラクリック|新手、閃いちゃいました。|
|~|~|&color(Gray){合戦/城娘配置完了時と同じセリフ};|
|~|委任出撃|承知いたしました。最短手数で終局です。|
|城娘|キャラクリック|山形城さんから歌合のお誘いを受けたのですが、殿も来ていただけないでしょうか?実は、あの方と二人きりになるのは少し怖くて……。|
|~|~|殿は攻めというより、受けだと思うんですよねぇ。……え?何の話をしているのか? そんなの、将棋の話に決まってるじゃないですか♪|
|~|~|はいっ、天童名物「手打ち蕎麦」完成です♪ ささ、ずず~っと召し上がってください。うふっ、これで殿も、うどんより蕎麦が好きになるはずです!|
|~|部隊編成|出発前に、愛宕神社への参拝を済ませないとですね。|
|~|~|殿の助けとなれるなら、喜んで戦場へと参りましょう。|
|~|城娘合成|お蕎麦を食べて、もっともっと大きくなりますよ。|
|~|贈り物|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|詳細確認(サンプルボイス)|&color(Gray){合戦/開始時と同じセリフ};|
|図鑑|城娘|~|
|~|御嬢|&color(Gray){所領/放置時と同じセリフ};|
|~|特技|&color(Gray){合戦/特技時と同じセリフ};|
|~|大破|&color(Gray){合戦/大破時と同じセリフ};|
//
|合戦|開始|運命とは、勇ましき者にこそ微笑むもの。殿の武勇と共に、天童城、&br;いざ、参ります。|
|~|城娘配置|こ、こんなの、聞いてないですよ。|
|~|城娘配置完了|勝負事において、遅れは取りませんよ。|
|~|配置中城娘選択|新たなる一手、ご覧にいれましょう。|
|~|巨大化|&color(Gray){合戦/特技発動と同じセリフ};|
|~|特技発動|最上八楯を甘く見ないで下さい。|
|~|計略使用|この地の穢れを、祓います。|
|~|大破|申し訳ありません、投了です……。|
|~|勝利|ふふっ、将棋も戦も、読みの深き者が勝つのです。|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|BGCOLOR(#fbd):天童八楯という呼び名もあるな。|よくご存じですね、殿!?……え?実は今日のために色々と調べてきた?ふふっ、殿のそういう勤勉なところは、私も見習わないといけませんね。|
|~|自慢するほどのことか……?|じ、自慢だなんてそんな……私はただ、自分のことを殿に知ってほしかっただけで……うぅぅ、今度はもっと面白い話ができるように頑張りますね……。|
|イベント2|気休めは結構だ……はぁ。|と、殿ぉ~、お願いですからそのようなお顔をなさらないでください!いいですか?殿は強い、殿は強い、殿はつよ~い……はい、これでもう元気になれましたよね?|
|~|BGCOLOR(#fbd):ありがとう、天童城は優しいな。|ふふっ、私は本心を口にしたまでです。それに、お優しいのは殿の方じゃないですか。いつも私との将棋に付き合ってくれて、本当にありがとうございます♪|
|イベント3|BGCOLOR(#fbd):ふくよかな城娘の方が安心する。|なるほどぉ、殿は少し肉付きが良くて、尚且つ包容力のある城娘がお好きなのですね。分かりました、殿の理想に近づけるように、私、もっともっと大きくなってみせますからね♪|
|~|確かに、近頃は特にすごいよな。|ひゃぅっ!?ちょ、ちょっと何処を触っているのですか、殿!お、お腹は駄目ですってぇ……も、もう!本当に怒りますよ!って、だから止めてくださいってばぁ~!|
}}

//正解色 BGCOLOR(#fbd):

#endregion
#endregion
*画像 [#image]
イラストレーター:

|&uploader(9f073b6a9f89cc206af17f99261f158caa909611_scre_2498,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&uploader(701ccf14af6dd320faef092a8ee44803741a56ac_scre_2499,50%);|&uploader(9260d9734be50d9747d333ada7ace5b1bf7723a9_scre_2500,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&uploader(144fa3a18c10d6730a05cb48d7cd2674eaaf902c_scre_2502,50%);|&uploader(a2a1b28f0eee0fe6ce65bbe64965e93b60ca776e_scre_2501,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
*城娘の元ネタ情報 [#note]

//※※※注意事項※※※
//元ネタ記事を増やす際には無駄な行間を無くすため「#br」は入れないでください。
//中項目【デザイン】【特技・計略】【セリフ】の第一行「#style(style=padding-bottom~」と末行「}}}」は各中項目の間隔調整も兼ねているのでそのままにしておいてください。

【デザイン】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){神楽鈴についている透明な石(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
天童市と東根市の境には役小角が開山したという伝説の残る「水晶山」があり、その名は山頂で水晶を多く含む石が出たことからとも言われる。
}}

}}}
【特技・計略】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){一歩千金(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
一歩千金(いっぷせんきん)とは将棋における格言のひとつ。
将棋において歩は前に1マスしか動けない最弱の駒(いわば雑兵&color(Silver){桃形兜};)だが、局面によっては王将の両脇を固める金将以上の重要性を持つこともある。
ゆえに歩だからと言って簡単に考え軽んじてはいけない、という意味。
}}

}}}
【セリフ】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){天童名物「手打ち蕎麦」完成です♪(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
大成武鑑によると、江戸時代天童藩は徳川将軍家に特産品として「寒中挽抜蕎麦」を献上した。
今も天童では手打ちそばが名産であり、「寒中挽き抜きそば奉納奉告祭」や「天童高原新そばまつり」などがひらかれている。
}}

//#style(class=submenuheader){{
//&color(Black,gainsboro){(題名を入力してください)(クリックで表示)};
//}}
//#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
//(本文を入力してください)
//}}

}}}
*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

出羽の国人連合である「最上八楯」の盟主・天童氏が本拠とした山形県最大級の山城で、別名を舞鶴城、また江戸時代に織田氏が拠った天童織田館と区別して天童古城とも呼ばれる。
最初に天童城を居城としたのは南北朝時代に南朝方として活動した北畠天童丸とされ、「浪岡北畠系図」には「羽州天童城ニ居ル」との記述がある。斯波兼頼(最上兼頼)が羽州探題として出羽に入部すると南朝方の勢力は衰退し、兼頼の孫の頼直が地頭の里見氏の養子となり、天授元年(1375年)に天童城に入って天童氏を名乗った。
天童氏の宗家である最上氏に内紛が起こると、これに乗じて永正11年(1514年)に伊達稙宗が最上領に侵攻し、天童氏が支配する村山地方にも伊達勢が攻め込んだが、天童城を攻めあぐね撤退した。稙宗の介入によって最上氏は伊達氏の影響下に入り、一方で天童氏ら国人衆は最上八楯を形成して伊達氏に対抗した。
伊達氏で天文の乱が起こると最上氏は独立し、さらに最上義守が嫡男の義光ではなく次男の義時を後継者にしようとしたことで、天正2年(1574年)に最上氏で天正最上の乱が起こった。義守の要請で伊達輝宗がこの内乱に介入すると、義光に不満を持つ天童氏ら国人衆は輝宗に呼応して義光と戦うこととなった。

#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{

天童氏を中心とする最上八楯は義光の攻撃を撃退し、義光は撤退して一時和睦が成立した。この間に義光は巧みな懐柔策を展開し、最上八楯でも有力国人だった延沢城の延沢氏や成生氏が天童氏から離反して最上八楯の団結は崩れ、天正12年(1584年)に再び天童領に侵攻し、天童城主の天童頼澄は母方の国分氏の下に落ち延びた。
翌年に浅岡大炊之介や滝口兵部らが天童氏の再興を目指して蜂起したが鎮圧され、天童合戦は終息した。義光は天童城の主郭に勝軍地蔵を祀った愛宕神社を創建し、慶長7年(1602年)に天童城は破却された。
#br
天童城は山形盆地の中東部、標高231.8メートル、比高約130メートルの舞鶴山に築かれ、山全体に広がる城域は南北約1.2キロメートル、東西約1キロメートルにも及ぶ。
主郭は山頂部の北東から南西へ伸びる楕円形の平坦面に設けられ、周囲を二、三段の帯曲輪と急傾斜の切岸によって囲まれる。帯曲輪は南と西の峰にも広がり、南側には北畠天童丸が拠った場所とされる天道神社付近まで、西側では途中で北に向きを変え八段に渡って階段状に連なっている。
主郭とは高い崖で遮断された中央郭は城内では最も広く、階段状に曲輪が連なっている。中央郭の下の平場には天童氏普代の家臣である小幡山城守の、上の平場には小松山城守の居館があったとされる。
山頂から四方に伸びた峰には北郭・西郭・南郭・東郭などの曲輪群が展開し、それぞれ多重多段の帯曲輪と切岸がめぐっている。特に東郭は平地部から山頂部にかけて階段状に連なる曲輪群が良好な状態で残り、天童城の往時の姿を最もよく伝えていることから、平成24年(2012年)度から平成27年(2015年)度にかけて天童市教育委員会による発掘調査が重点的に行われた。
#br
このように全山を城郭化した巨大山城だった天童城だが、義光の侵攻による落城の際にも大きな戦闘があった形跡は見つかっておらず、城の南側の平地が主戦場だったと考えられる。平地には寺津城、高擶城、倉津城、成主城などがあり、天童氏に与する国人領主が城を守っていた。
現在、天童市教育委員会による発掘調査が東郭に続いて主郭でも平成29年(2017年)度の9月末から着手することが計画されており、義光によって天童城が落城した際に城が焼失したことを裏付ける発見が期待されている。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|山形県天童市城山|
|現存状態|堀、土塁など|
|城郭構造|山城|
*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)



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