現在のオランダの首都。オランダ・ベルギーを中心とする地域はかつてネーデルラントと呼ばれ、10世紀以降に北部は神聖ローマ帝国、南部はフランス領として中継貿易・毛織物工業で栄えていた。 やがてネーデルラントは婚姻政策によってオーストリア領となったが1556年にフェリペ2世が継承してスペイン領となり、このフェリペ2世の圧政により1568年に独立戦争が起こった。 この独立戦争を最後まで戦い抜いた北部7州が現在のオランダにあたり、その中心がアムステルダムが州都であるホラント州だった。 独立戦争中にアントウェルペンがスペインに破壊されて衰退すると、以降はアムステルダムがオランダの中心となり、貿易・金融・文化の中心地として繁栄した。