井伊谷城 のバックアップソース(No.1)
#include(城娘項目,notitle);


#include(城娘ステータス注釈,notitle)

|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''井伊谷城(いいのやじょう)''|
|&attachref(./井伊谷城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/井伊谷城.png,nolink);|図鑑No.|193|
|~|>|~|レア|5|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/山.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|遠江|
|~|>|~|武器属性|[[弓]]|
|~|>|~|最大レベル|110|
|~|実装日|>|>|2017年02月07日|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化4回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|9|消費気((基本消費気を含みます))|82|
|~|耐久|1072/&color(Red){2039};|耐久|1929/&color(Red){3670};|
|~|攻撃|54/&color(Red){211};|攻撃|88/&color(Red){346};|
|~|防御|43/&color(Red){171};|防御|77/&color(Red){307};|
|~|範囲|280/&color(Red){280};|範囲|414/&color(Red){414};|
|~|回復|10/&color(Red){32};|回復|10/&color(Red){32};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特技]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 攻撃範囲強化・弐|>|>|>|自身の範囲が30上昇|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 四神旗&br;(使用まで60秒:消費気15:&color(Blue){青};配置)|>|>|>|範囲(&color(Red){400};)内の城娘の耐久/防御/回復が10%上昇&br();被ダメージを10%軽減&br();攻撃の波(ウェーブ)終了まで有効。|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|私は、井伊氏発祥の地、&br();遠江国井伊谷城ございます。&br();&br();多くの者たちが私を居城としてきましたが、&br();やはり直虎様との思い出が私の中に&br();強い輝きとして残っていますね。&br();&br();そんな名高き城主たちに恥じぬよう、&br();私も殿のことをしかと守り抜いてみせましょう。&br();そして立派なお世継ぎを……ふふ、何でもありませんよ。|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[投票所]]''|&color(Maroon){''人気投票イベント「[[名城番付-冬の陣-]]」''};|


//#style(class=submenuheader){{
//-''[[城娘改築]]''
//}}
//#style(class=submenu){{
//
//}}
//#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=open,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
//|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
//| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
//|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~範囲|~回復|h
//|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
//|>|無印|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//|>|改壱|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
#include(井伊谷城/ステータス,notitle)
}}
#br
*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]
//-性能の変遷
//バランス調整がされた際に箇条書きで記載してください。
//--2016年00月00日、特技の効果を修正
-概要
''人気投票イベント「[[名城番付-冬の陣-]]」''における、投票数に応じた報酬として登場した城娘。
貴重な山属性の遠距離戦力。特技は範囲向上であり、山属性の欠点である射程を補うことが出来る。
やはり遠距離兵種は山属性と相性が悪く、特技も他地形だと他の属性を使った方が良いという結論になりがち。
万能感は薄いが、イベントに参加していれば最大5体が報酬として入手可能で、条件達成者なら楽に限界突破が可能。
地形一致編成なら相性は抜群。何より戦力不足殿の即戦力としても有力である。
何より山の遠距離兵種は貴重なので、他の遠距離戦力とともに併用しても十分力は発揮できる。
 
-計略「四神旗」
[[岐阜城]]の持つ計略「天下布武」の防御特化バージョン。
特に「被ダメージ軽減」は井伊谷城以外だと[[淀城]]のみ(2017/02/08現在)という貴重な効果。攻撃デバフを加えるとより堅牢な守りを実現できる。
一方「回復の割合上昇」も希少ではあるが、あくまで割合であるため、殆どの城娘が1~2しか上がらない。よって現実的には誤差の範囲にしかならない。
配置面では岐阜城と同じく「青マス限定+消費15」という悩みのタネを抱える。トークン故の欠点に加え60秒のクールタイムもあり、無駄にしてしまうと損失が大きい。
件の岐阜城ら、他の山城とトークン効果が衝突しやすい。一方、単純な効果自体は山城の特徴と噛み合わせが非常に良い。
マップごとにそういう重複などの問題を理解しつつ、トークンの性質を活かして使い分けていきたい。

//-概要
//城娘の運用方法などを記載
//戦での配置場所や扱い方、運用相性の良い城娘、計略など

//-計略
//
//[設置用計略テンプレート]
//|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):|c
//|>|>|>|>|>|>|CENTER:''[伏兵名]''|
//|~Lv|~耐久|~範囲|~攻撃|~防御|~回復|~特技|
//|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#fcc):RIGHT:|BGCOLOR(#fcc):|c
//|1|||||0|[特技名]&br;[特技説明]|
//|50|||||0|~|
//
//計略の解説、運用方法などを記載
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:[[伊藤静>http://ameblo.jp/beerlover-shizuka/]]

#region(←クリックすると御嬢、台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{

|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|所領|ログインボーナス|お帰りなさい、殿。帰りが遅いので迎えに行く所でした。丁度良かったですね、ふふっ。|
|~|変身|猛虎開眼……今こそ、変身!|
|~|帰還|尼姿が好きだなんて、殿は好き物ですね。|
|~|放置|二人きりになって緊張しているのですか?ほら、目をそらさずに、私を見てください。ふふ、愛らしいお顔。|
|~|御嬢クリック|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|城娘クリック|&color(Gray){出陣/クリック時と同じセリフ};|
|出陣|キャラクリック|井伊の名にかけて、いざ参ります!|
|~|~|&color(Gray){合戦/城娘配置完了時と同じセリフ};|
|~|委任出撃|猛虎の如く、荒々しく行きますよ。|
|城娘|キャラクリック|まあ、美しき花にございますね、殿。……え?私に向けての贈り物ですか?困りましたね、私は生涯独身を誓っているというのに……。|
|~|~|殿、少し動かないでください……はい、取れました。まったくほっぺたに米粒とは、まだまだ子供ですね。ふふ、そこがまた愛らしいのですけどね。|
|~|~|彦根城は元気でやっているでしょうか?あの子は少し病弱故、少々心配です。もちろん、貴方のことも常に心配していますからね。|
|~|部隊編成|ええ、喜んでご一緒させて頂きます。|
|~|~|どんな手を使ってでも、私が殿を守ります。|
|~|城娘合成|貴方を守る力、しかとこの身に宿りました。|
|~|贈り物|&color(Gray){城娘/クリック時と同じセリフ};|
|~|詳細確認(サンプルボイス)|&color(Gray){合戦/開始時と同じセリフ};|
|図鑑|城娘|~|
|~|御嬢|&color(Gray){所領/放置時と同じセリフ};|
|~|特技|&color(Gray){合戦/特技時と同じセリフ};|
|~|大破|&color(Gray){合戦/大破時と同じセリフ};|
//
|合戦|開始|殿の血統を守るため、戦場の虎と成りましょう。|
|~|城娘配置|あっ!も~、悪戯ばかりして。しょうがない子ですね。|
|~|城娘配置完了|誰も、殿に触れさせはしない。|
|~|配置中城娘選択|大丈夫……私が必ず、貴方を生きて帰します。|
|~|巨大化|華麗なる一撃、行きますよ!|
|~|特技発動|下衆が……、その顔はもう見飽きた!|
|~|計略使用|&color(Grey){[無印]};これより掃討を開始する。容赦はしない! / &color(Red){[改壱]};|
|~|大破|この身が朽ちようと……魂は、殿の傍らに……。|
|~|勝利|名家にふさわしき、優雅な勝利でした。|
//|~|~|今こそ勝利の雄叫びです。せーのっ、がおーーー!うふふふ。|
//|~|敗北|一度の敗北で、私が諦めるわけがない。|
//|~|~|負けた時どれだけ進むことが出来るか、それが大事なのです。|
//|~|小破|背負っているものが違う……まだ倒れはしません!|
//|~|中破|痛みなどで、私を止められると思うな!|
//|~|解放|まさか助けに来るとは……それ程までに私に会いたかったのですね……。良いでしょう、もう二度と離れたりしませんからね。|
//|~|装備|これがあれば、もっと激しく戦えます。|
//|~|計略|名家の意志、その身に刻め!|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|ごめん、聞いてなかった。|気にしなくていいですよ。時間はたっぷりあるので、何度だって話をしてあげます。|
|~|BGCOLOR(#fbd):俺のことも見守ってくれるのか?|ええ、勿論です。どんな時でも私は貴方の傍にいますから、好きなだけ甘えてくださいね。|
|イベント2|BGCOLOR(#fbd):むしろ綺麗だ。|綺麗、ですか。殿には今の私が美しく映っている……ふふ、うふふ……。殿、ありがとうございます。|
|~|べ、べつに怖くないし。|強がりはいけませんよ、殿。ほら私の目をしっかりと見てください。ふふ……少しずつ、少しずつ慣れていってくださいね。|
|イベント3|……それにしては若すぎるな。|年齢など関係ありません。大事なのは、貴方を愛しているという、この想いの強さなのですから。|
|~|BGCOLOR(#fbd):なら、もっと甘えたい。|もう、殿は本当に甘えん坊ですね。いいですよ。私を母と思って、好きなだけ甘えてください。|
}}

#endregion
#endregion
*画像 [#image]
イラストレーター:[[azuタロウ>https://twitter.com/sub_azu]]

//&uploader(c54153660b717475eecc9c58256716b13f2d2dda_scre_1012,nolink,40%);

|&attachref(./入手.jpg,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&ref(./井伊谷城 御嬢.png,50%);|&ref(./井伊谷城 城娘.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&ref(./井伊谷城 大破.png,50%);|&ref(./井伊谷城 特技.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

長元5年(1032年)、井伊共保によって築かれた井伊氏発祥の城ともされ、城下には共保が出生したとの伝承がある井戸がある。
無論、井戸から人が生まれるわけがなく、捨て子だったのではないかとの説もあるが、真偽のほどは不明である。
井伊谷城は、南北朝時代に井伊道政が築いたともいわれ、暦応3年(1340年)には北朝方の高師泰・仁木義長らによって落城しているが、道政は[[三岳城]]に籠っていたとされ、こちらが詰めの城であったと考えられる。
井伊直親は父・直満が小野政直の讒言により[[今川館]]の今川義元に誅殺されると、武田領の信濃国に落ち延びた。
弘治元年(1555年)には井伊直政の異母姉(同母説も)にあたる娘の高瀬姫とともに舞い戻り城主となったが、直親も政直の嫡男・道好(俗に政次)の讒言により今川家の重臣・朝比奈泰朝に誅殺された。
#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{

井伊直盛の娘であり、井伊谷城主の次郎法師に関しては、[[龍潭寺]]へ領地安堵の文書を発給したこと、豪商・瀬戸四郎(方久)とともに福万寺に鐘を寄進したこと、井伊直親の菩提寺・大藤寺に仏像を寄進したこと、この3点は間違いなく彼女の業績である。
なお大藤寺は三方ヶ原の戦いなどで焼かれ天正3年(1575年)に再建されたとされるが、次郎法師による仏像の寄進も天正3年(1575年)のことであり、龍潭寺二世住職・南渓瑞聞との連署で、この頃まで「井伊次郎法師」を名乗っていたことが平成29年(2017年)4月22日の報道で判明した。
#br
また、次郎法師は方久とともに今川氏真からの井伊谷徳政の要求に抵抗するも耐え切れず、徳政令が出されると結果的に道好に井伊谷城を横領されたが、徳川家康と井伊谷三人衆の力によって奪還している。
道好の最期については、『井伊家伝記』では打首・獄門、『井伊家譜』では成敗、最も古い史料である『中井家日記』では切腹とあり定説はない。
龍潭寺に道好の墓はないと言われるが、父・政直とともに葬られたとの説もある。奸臣説についても、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の時代考証担当の大石泰史氏により一部疑問が呈されている。
#br
いずれにせよその後、次郎法師は武田信玄の侵攻により武田の重臣・山県昌景に井伊谷城を明け渡すと家康の保護を受け[[浜松城]]に逃れたが、信玄の病死後、再び井伊谷城を取り戻した。
のちに次郎法師は天正3年(1575年)に直政を家康の下に出仕させ、その直政は[[彦根藩>彦根城]]の礎を築き、さらにのち彦根藩は幕末の大老・井伊直弼を生み出すこととなる。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|静岡県浜松市北区引佐町井伊谷306|
|現存状態|土塁など|
|城郭構造|山城|
#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){女にこそあれ(クリックで表示)};
}}}
#style(class=submenu){{{
**女にこそあれ [#r245a0e9]

井伊氏は当初、北朝方の今川氏と対立していたが、今川氏が遠江の守護職を得ると支配された。
永禄3年(1560年)、桶狭間の戦いでは今川義元方として井伊直盛が討ち死に、その後松平元康(のちの徳川家康)との内通の疑いで井伊直親が今川氏真の重臣・朝比奈泰朝に討たれている。
さらには、曾祖父の井伊直平が天野氏の犬居城攻めの最中に急死した。討ち死にしたとも言われるが、『井伊家伝記』によると服毒死とされ、死因には諸説ある。
続いて直盛の遺言で虎松(のちの井伊直政)の後見人を務めていた中野直由や、重臣の新野親矩らも[[曳馬城]]攻めの際に討ち死にした。
#br
こうした所以もあり、寛政年間(1789年~1801年)に成立した編纂物『寛政重修諸家譜』にて「尼となり、次郎法師と号す」と記録される直盛の一人娘は女性でありながら直虎と名前を変えて、井伊谷城の女城主になったとされることがある。
この説は享保15年(1730年)に成立した『井伊家伝記』によるものだが、「次郎法師は女にこそあれ井伊家惣領に生候間」と次郎法師を女性の惣領とはしているものの、次郎法師が直虎になったとは書かれておらず、疑問も残る。
しかしながら、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の時代考証を担当する大石泰史氏は『井伊氏サバイバル五○○年』にて「次郎法師は女性であったとしても、寿桂尼や芳春院などと同様、〝当主代行者”という立場であった可能性が高い」としている。
なお、平成28年(2016年)12月には、井伊美術館の館長・井伊達夫氏(井伊家の子孫ではないが、養子縁組し井伊家分家の当主となっている)が享保20年(1735年)に成立した『雑秘説写記』に寛永17年(1640年)に井伊家家老が聞き書きした記録が収められていたと言い、新野親矩の甥・井伊次郎に井伊谷の領地が与えられたとの記述から、直虎は男性だったとしている。
だが、大石氏と同じくNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の時代考証を担当する小和田哲男氏は「仮に、関口氏経の子が井伊次郎を名乗ったとしても、今回紹介された史料では、井伊次郎=直虎という記述はない」「井伊氏の惣領の仮名は代々次郎で、次郎法師がいるのに、別の人間が次郎を名乗れるとは考えにくい」と説明し、「現段階では、直虎が女性という通説の方が蓋然性が高い」としている。
#br
さらに平成29年(2017年)4月10日、達夫氏は彦根藩井伊家の重臣であり元々は今川家に仕えていた河手家の歴史を記した『河手家系譜』という江戸後期の史料に「井伊次郎は井伊家の人間でなく今川方の者で、(河手景隆が)次郎法師を後見した」と書かれていると発表した。
河手家の本家筋が断絶したあと、分家筋の子孫・良旭が文政13年(1830年)までに記し、その子・良寛が他の文書を引用して追記したという。
朱色の追記部分であり追記された時期は不明だが、「井ノ直虎」は「次郎也」としており、別の余白には「次郎法師ハ直盛公御女也」と書かれているとのこと。
その上、直虎は永禄11年(1568年)に徳川家康の遠江侵攻を受け花沢に逃げる途中で討ち死にしたとあり、これまでの歴史解釈とは大きく矛盾することとなり、小和田氏も史料が公になることを期待している。
#br
また、誤解されがちだが、直虎男性説は以前から存在し、上記の史料はあくまで江戸時代に成立した二次史料であるため、慎重な取り扱いが必要である。
#br
いずれにせよ、井伊谷城は直親の子・直政に受け継がれ、現在は井伊谷城跡城山公園として整備されている。

}}}
*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)


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