三本松城 のバックアップソース(No.39)
#include(城娘項目,notitle);

#include(城娘ステータス注釈,notitle)



|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''三本松城(さんぼんまつじょう)''|
|&ref(三本松城/三本松城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/三本松城.png,nolink);|図鑑No.|073|
|~|>|~|レア|2|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/山.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|石見|
|~|>|~|武器属性|[[石弓]]|
|~|>|~|最大レベル|95|
|~|実装日|>|>|旧城プロ|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化3回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|9|消費気((基本消費気を含みます))|63|
|~|耐久|1459/&color(Red){2752};|耐久|2421/&color(Red){4568};|
|~|攻撃|92/&color(Red){305};|攻撃|141/&color(Red){469};|
|~|防御|62/&color(Red){218};|防御|102/&color(Red){361};|
|~|射程|260/&color(Red){260};|射程|384/&color(Red){384};|
|~|回復|10/&color(Red){29};|回復|13/&color(Red){39};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''特技''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 耐久強化【射程】・壱|>|>|>|射程内の城娘の耐久が15%上昇|
|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / 鷺舞|>|>|>|射程内の城娘の耐久が15%、回復が20上昇|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / なし|>|>|>|なし|
|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / なし|>|>|>|~|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|鷺舞で有名な石見国に作られた&br;中世の山城です!&br;最初は一本松城と呼ばれていましたが、&br;改築を重ねながら三本松城と&br;呼ばれるようになりました。&br;鷺舞は流行病が広まらないようにって、&br;400年以上も続いてる舞なんですよ。&br;私は力が足りなくて未熟ですけど、&br;いっぱい特訓して&br;一人前の舞方になります!|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[築城]]''|01:00:00|
|[[天下統一]]|[[第14話出雲>合戦/1-14]]の初回クリア報酬、61-64話のランダムドロップ|
|[[緊急出兵]]|[[導かれし若楓の山道]]|


#style(class=submenuheader){{
-''[[城娘改築]]''
}}
#style(class=submenu){{

}}
#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=close,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|h
|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
|>|無印|2|3|9|54|63|1459/&color(Red){2752};|92/&color(Red){305};|62/&color(Red){218};|260/&color(Red){260};|10/&color(Red){29};|2421/&color(Red){4568};|141/&color(Red){469};|102/&color(Red){361};|384/&color(Red){384};|13/&color(Red){39};|
|>|改壱|3|4|8|65|73|1651/&color(Red){3471};|101/&color(Red){379};|68/&color(Red){273};|260/&color(Red){260};|10/&color(Red){30};|3103/&color(Red){6525};|173/&color(Red){651};|127/&color(Red){513};|426/&color(Red){426};|14/&color(Red){44};|
}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
#include(三本松城/ステータス,notitle)
}}
#br


*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]
-概要
低レアの山城属性としては唯一の[[石弓>ステータス一覧/石弓]]城娘。天下統一の[[第14話出雲>合戦/1-14]]クリアで仲間になる。
☆2故に性能面は微妙だが、山城属性マップで地形ボーナスを活用して活躍させたいところ。
未改築では巨大化3回とステが低く、石弓は射程が広くないため特技の射程内15%耐久バフも届きづらい。
特技の発動の早さや無計略の消費気の軽さがあっても、見劣りすると言わざるを得ない。
「力が足りなくて未熟」とは鷺舞についての本人の弁。しっかり運用していくなら早期の改築を目指したい。
 
-改築
☆3になったことにより巨大化回数が+1され、ステータスや絆上限もアップ。
特技が専用の「鷺舞」になり、回復+20が追加された。効果は「射程内の城娘の耐久が15%、回復が20上昇」となる。
割合バフである耐久上昇が重複し無効化されることはあっても、固定値バフである回復上昇が腐ることはない。
巨大化回数の増加により、射程内バフの届く範囲も広くなった。
山城石弓唯一の無計略である点は改築前から変わらず、基本消費気が少ない点は有利。
特技による支援能力、強化によりバランスの良くなった性能、低めのコストを活かした運用を心がけたい。
特技名から見ると、図鑑文章の「いっぱい特訓して一人前の舞方になります!」は達成できたようだ。
 
-余談
城プロがREになった時にイラストの差し替えが行われた城娘の一人。
前作で三本松城の改築先であった[[津和野城]]のグラはそのまま。
三本松城の武器が石弓に変更されたため、こちらだけがイラストの差し替えの対象になったのだろうか。
 
-性能の変遷
--2018年01月16日:特技、ステータスの上方修正
---特技:10→15%
--2021年03月16日:「耐久」「攻撃」「防御」を上方修正
--2021年09月28日:[改壱]の基本消費気を1減少、耐久・攻撃・防御を上方修正
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:[[浜崎奈々>http://ameblo.jp/hmsk-nana/entry-11961240321.html]]

#region(←クリックすると台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{

※計略のない城娘の計略発動ボイスなど、通常流れないボイスはゲーム内の図鑑で聞くことができます。
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|入手|入手|お殿さん、こんにちは!私は三本松城っていいます!&br;まだまだ練習中なんですけど、私の舞見てくれますか!?|
|所領|所領1|私は蒙古軍の襲来を受けて、幕府の命で海岸の警備を強化する為に築かれたんです。もー、古いって言わないで下さい!|
|~|所領2|鷺舞、ちゃんと踊れるようになりたいんですけど。まだ鷺が重たくて背負えないです……筋力をつけないといけないですね。|
|~|所領3|お殿さん、堀切ってしってますか? 私には険しい堀切がついているんですよ。中世の山城の特徴ですね。|
|~|変身|ターンしてからの、へーんしーん!|
|~|変身解除|只今戻りましたー!|
|~|ダメージ1||
|~|ダメージ2||
|出陣|出陣|この命果てるまで、私がお守りします!|
|~|委任出撃|分かりました! 精一杯踊りま~す!|
|~|編成1|囃子方! 唄方! 準備はいいですか? 私に付いて来て下さい!|
|~|編成2|よぉ~し、今日は私の晴れ舞台です! 気合入れます!|
|合戦|つままれ|ふいえやぁう。|
|~|配置|弓矢重い~。やっぱり私、力が足りないなぁ……。|
|~|選択|三本松城、殿を守るです!|
|~|巨大化|非力でも、これくらい出来ますから!|
|~|特技発動|弓矢でも、優雅に舞います!|
|~|計略発動|これが! 雲霞乱れ撃ちです!|
|~|大破|ひっ、籠城戦は得意だったのに……。|
|~|勝利|お殿さん、どうでした~? ちゃんと舞えてました!?|
|~|敗北1||
|~|敗北2||
|その他|合成|もっと堀を増やしましょう!|
|~|放置|私は三百年かけて増築を重ね、堅固な山城となっていったんです。んあっ、古いって言わないで~!|
|~|おかえり|おかえりなさーい。新しい舞、見てくれますか?|
|~|ありがとう|さすがですっ。|
|~|出陣画面(図鑑未登録)|そ~れっ! いっきますよ~っ!|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|それはない。|やっぱ、そうですよねぇ。|
|~|BGCOLOR(#fbd):ありえるな。|どこまで増えるか楽しみです!|
|イベント2|BGCOLOR(#fbd):応援するぞ。|ありがとうございます!|
|~|代わってもらえば?|これは私の役目です!|
|イベント3|もうあきらめたら?|そんなわけにはいかないです!|
|~|BGCOLOR(#fbd):いつも見守ってる。|お殿さんがいてくれるから、がんばれます!|
}}

#endregion
#endregion
*画像 [#image]
イラストレーター:

|&ref(三本松城/新三本松城 入手.jpg,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&ref(./三本松城 御嬢.png,50%);|&uploader(632dd8a1e87added308fd685e0a9f06089e6397a_scre_162,nolink,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|
#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&ref(./三本松城 大破.png,50%);|&uploader(d495c91a945c7a5f3366859185f7c809781023e3_scre_314,nolink,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion

***改壱 [#uf86c8b8]
#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&attachref(./三本松城改壱_御嬢.png,50%);|&attachref(./三本松城改壱_城娘.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&attachref(./三本松城改壱_大破.png,50%);|&attachref(./三本松城改壱_特技.png,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion
*城娘の元ネタ情報 [#note]

//※※※注意事項※※※
//元ネタ記事を増やす際には無駄な行間を無くすため「#br」は入れないでください。
//中項目【デザイン】【特技・計略】【セリフ】の第一行「#style(style=padding-bottom~」と末行「}}}」は各中項目の間隔調整も兼ねているのでそのままにしておいてください。

【デザイン】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

//#style(class=submenuheader){{
//&color(Black,gainsboro){(題名を入力してください)(クリックで表示)};
//}}
//#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
//(本文を入力してください)
//}}

}}}
【特技・計略】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){鷺舞(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
主として八坂信仰の神社にて奉納される伝統舞踊。
島根県津和野町及び、京都市の八坂神社で奉納されるものが著名。
津和野町の「津和野弥栄神社の鷺舞」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
}}

}}}
【セリフ】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

//#style(class=submenuheader){{
//&color(Black,gainsboro){(題名を入力してください)(クリックで表示)};
//}}
//#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
//(本文を入力してください)
//}}

}}}

*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

永仁3年(1295年)、沿岸防備のため西石見地方の地頭として赴任していた吉見頼行が築城を始め、息子・吉見頼直の代に完成したとされる。
一本松城は別名であり、改築時に改名されたわけではない。また、石蕗城とも呼ばれていた。
時代とともに拡張が行われていったと考えられるが、土塁空堀を多用した典型的中世山城であったと考えられている。
また、南北に支城網(北は下瀬城、南は賀年城をそれぞれ軸とする)を構築し、これらと連携して防御を行えるようになっていた。
#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{
吉見氏は東の益田氏とともに石見国の有力国人であったが、大内氏の勢力に接する形となっており、時代がくだるにつれ大内氏との関係が強まっていった。
具体的には9代目頼興は応仁の乱において大内義興に従い京に出兵しており、その庶子で後を継いだ10代目正頼は大内義隆の娘を娶ることでその重臣となった。
そのため、大内義隆が大寧寺の変で陶隆房(変後晴賢に改名)に討たれると、反陶の旗色を明確にした。
これは、所領を接する陶氏と吉見氏は長年対立関係にあった上、前年に吉見領に侵攻した益田藤兼(これは撃退に成功している)は陶隆房の従弟で隆房はその肩をもっていたことも大きく影響しているとされる。
何にせよ、天文22年(1553年)秋、吉見正頼は陶晴賢に対し、大内義隆の敵討ちを名分に挙兵、派兵されてきた陶方の軍勢を打ち破った。
その一方、挙兵前には陶晴賢とは協力関係にあるはずの[[毛利元就>現実の人物情報#lc2b8325]]に使者を派遣し、挙兵への支援を要請している。
これは、備後の江田氏討伐の戦後処理以降陶晴賢と毛利元就の間に隙間風が吹き始めていたことから、これに期待したものと思われる。
しかし、毛利氏は動くことなく(これについては毛利元就が消極的であったとされる)、翌年3月、陶晴賢が益田藤兼とともに大軍を率いて出陣すると、それを単独で迎え撃つこととなった。
重要な支城である賀年城はわずか1日で落城したものの、三本松城と下瀬城は互いに連携して籠城戦を繰り広げ、特に三本松城は陶氏による12回の攻撃を退けるなど、大軍相手に善戦した。
#br
一方、この間に中国地方の情勢は大きく動き出していた。
陶晴賢は出陣にあたり毛利元就にも出兵を求めたものの、毛利氏にその動きがなく(一説では反陶であった毛利隆元やそれに同調する一部重臣の声が強く、家中の意見がまとまらなかったとされる)、
これに業を煮やした陶晴賢は備後や安芸の国人に密かに直接使者を送り、彼らの兵力を徴発しようとした。
陶晴賢のこの行為は、大寧寺の変において、陶晴賢が毛利元就を味方につけるためにした約束、安芸・備後の国人らの統治を元就に任せる、を完全に反故にしたものであったが、
前述のように、陶氏と毛利氏の関係は冷え切っており、これを機に毛利氏を排し、安芸・備後の直接統治に乗り出そうとしたと見ることもできる。
しかし、すでに安芸北東部から備後にかけては毛利氏を頂点とする統治機構が確立されつつあり、陶氏の使者は毛利氏傘下の有力国人平賀広相によって捕らえられ、毛利氏の元に連行されてしまう。
ここに至って毛利元就も反陶の腹を固め、有力国人らの支持を確認の上、陶本隊が三本松城攻めで釘付けになっている最中の5月12日に挙兵、わずか1日で[[佐東銀山城]]、[[桜尾城]]、己斐城、草津城(桜尾城支城)、厳島を手中に収め、
(1日でここまで一気におさえられたのは、三本松城出兵のためにこれらの城の兵力が少なくなっており、これを利して事前に安全な退去と引換に城を明け渡すことで話をつけていたためである、事前準備の入念さがよくわかる)
その後も陶方国人領主を攻め立て、水軍拠点として重要な仁保島城を攻め取るなど、同月内に安芸国の陶氏勢力圏の大半を勢力下におさめた(防芸引分)。
陶方は翌6月になり宮川房長に3000の兵をつけて安芸に向かわせたが、迎え撃った毛利氏の軍勢の前に惨敗、宮川房長は討死した(折敷畑の戦い)。
#br
陶晴賢はその後も傘下の水軍衆や反毛利一揆衆らを支援することで牽制を図るもその勢いを止めることができなかった(翌年には調略により引き込んだ矢野城主野間隆実を支援したがやはり失敗している)。
そのため、毛利氏に対抗するためにも、三本松城で釘付けになっている本隊を引き上げる他に選択肢はなく、一方の吉見氏側も、籠城に必要な兵糧に余裕がなくなってきており、両者ともにこれ以上の戦闘継続は困難であった。
以上の状況から、9月に入り吉見正頼が息子亀王丸を人質に出すことで講和が成立。吉見氏はこれにより賀年城などを失うが、三本松城は支城下瀬城とともに、最後まで落城することはなかった。
春から続いたこの籠城戦は、現在では三本松城の戦いと呼ばれており、この間に起こった毛利氏の離反とあわせ、大内義長-陶晴賢政権の基盤を揺るがし、崩壊に向かう端緒となったと位置づけられている。
#br
厳島の合戦で毛利氏が陶晴賢を討ち取り、弘治3年(1557年)に周防・長門に侵攻すると、吉見正頼もこれに同調し出兵。三本松城の戦いで失った旧領を回復するとともに毛利氏に先んじて山口を陥落させた。
以降は毛利氏の家臣として活動し、毛利輝元が家督を継いだ時にはその補佐役を任されている。
その後も吉見氏は毛利氏の有力家臣であったが、関ヶ原の戦いによって、毛利氏が長門・周防の2カ国のみとなると萩へ移住することとなり、さらに吉見広長が出奔・帰参の末、元和4年(1618年)讒言により毛利輝元に追討されたことで断絶した。
#br
一方、吉見氏が離れた後の三本松城には坂崎直盛が入り、直盛は三本松城を近世城郭にするための改修を行った。そうして完成したのが[[津和野城]]である。
}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|島根県鹿足郡津和野町後田|
|現存状態|石垣のみ|
|城郭構造|連郭式山城|
*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)


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