メディネト・ハブ のバックアップ差分(No.1)

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*現実の城情報 [#information]

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エジプト新王国第20王朝のファラオで、エジプトにおける最後の偉大なファラオと称されるラムセス3世が整備した神殿。
ラムセス3世はリビア人やペリシテ人など異民族によるエジプト侵入の撃退に生涯を費やし、その備えとしてメディネト・ハブを城郭神殿として造営した。
メディネト・ハブの従来の神殿とは異なり、堅固な主城壁と簡素な補助城壁からなる二重の外周壁を備え、その前後には厳重な城門が設けられ、内側にも要所に張り出し櫓を備えた堅固な内周壁がめぐらされた。また、神殿の壁面にはリビア人やペリシテ人との戦闘の業績を称えるレリーフが刻まれている。
これらが神殿の中心部分であり、さらにその全周を石造の城壁が囲んで全体としては三重城壁となり、神殿全体が一つの城砦として機能していた。
現在残っているのは内郭部のみだがその保存状態は良好で、古代エジプトにおける城郭神殿の中心部が残る唯一の事例でもある。1979年には「古代都市テーベとその墓地遺跡」の一部として世界遺産に登録された。

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|所在地|エジプト、ルクソール県ルクソール|
|現存状態|周壁、塔門など|
|城郭構造|城郭神殿|
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