南部に位置するアイルランド第二の都市コークの郊外に立つ城。記録に残るのは10世紀からだがこのときは木造の砦で、その後13世紀に石造りの城に改築された。 現存するのは1446年に領主コーマック・マッカーシーによって建てられた城。タワーハウスと呼ばれるアイルランド中世の典型的な城の姿を今に留めている。 マッカーシー家がウィリアマイト戦争で没落すると、城は何度も転売されて最終的にジェフリー家の手に渡り、現在もその一族が所有している。 敷地内には19世紀にゴシックリバイバル様式で建築されたブラーニーハウスも建つ。また庭園にはドルイドの集会場
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ブラーニー城は英単語の『blarney=お世辞を言う。甘言を弄する。丸め込む』の語源となった城と言う逸話で知られている。 逸話はいくつかあるが、『イングランド女王エリザベス1世に城の明け渡しを求められた城主が、弁舌とお世辞だけで切り抜けて城を守った』という物が有名。 ブラーニー城の塔のてっぺんには『ブラーニー・ストーン』という石があり、これにキスをすると口が達者になる、雄弁家になれると言うことで人気の観光地にもなっている。 が、この石があるのは塔の最上階の石落とし(出し狭間)の部分。画像検索してみるとわかるが、わりとアクロバティックな体勢にならないと石に口が届かない。 なお手すりと補助をしてくれる係員の人が側にいるので安心して口付けよう。ただし年間6桁人ほどキスしているらしいので気になる人はやめておこう。
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