大野城 のバックアップ差分(No.21)

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#include(城娘項目,notitle);

#include(城娘ステータス注釈,notitle)

|CENTER:300|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|BGCOLOR(#FCC):80|BGCOLOR(#FCC):90|c
|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):CENTER:''大野城(おおのじょう)''|
|&attachref(./大野城S.png,nolink);|>|BGCOLOR(#111):CENTER:&ref(画像で一覧RE/大野城.png,nolink);|図鑑No.|519|
|~|>|~|レア|5|
|~|>|~|城属性|&ref(画像置場/山.png,nolink);|
|~|>|~|令制国|筑前|
|~|>|~|武器属性|[[祓串]]|
|~|>|~|最大レベル|110|
|~|実装日|>|>|2020年11月10日|
|~|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''合戦''|
|~|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''初期配置/&color(Red){最大値};''|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''巨大化4回/&color(Red){最大値};''|
|~|消費気|11|消費気((基本消費気を含みます))||
|~|耐久|1048/&color(Red){_};|耐久|1886/&color(Red){_};|
|~|攻撃|64/&color(Red){_};|攻撃|104/&color(Red){_};|
|~|防御|39/&color(Red){_};|防御|70/&color(Red){_};|
|~|射程|260/&color(Red){_};|射程|426/&color(Red){_};|
|~|回復|10/&color(Red){_};|回復|14/&color(Red){_};|
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特技]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 百間石垣|>|>|>|自身の攻撃が20%上昇&br;攻撃した敵の攻撃が2秒間20%低下|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
//|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[所持特技]]''|
//|BGCOLOR(#FCC):[無印] / |>|>|>||
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>|~|
//|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[編成特技]]''|
//|BGCOLOR(#FCC):[無印] / |>|>|>||
//|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[特殊攻撃]]''|
//|BGCOLOR(#FCC):[無印] / |>|>|>||
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''[[計略]]''|
|BGCOLOR(#FCC):[無印] / 増長天戟&br;(使用まで50秒:消費気5)|>|>|>|20秒間対象の攻撃が50上昇&br;妖怪に対して攻撃が1.7倍になる&br;(祓串城娘が対象)|
//|BGCOLOR(#FCC):[&color(Red){改壱};] / |>|>|>||
//
|>|>|>|>|BGCOLOR(#F99):CENTER:''図鑑文章''|
|>|>|>|>|おーのは大野城って言って、大宰府ちゃんを&br;守るために生まれた古代山城なの。&br;基肄城ちゃんや鞠智城ちゃん、&br;水城ちゃんが仲間なんだよ。&br;白村江の戦いで負けて、&br;みんなで反撃に備えてたの。&br;井戸を掘ったり、石垣を積んだり、&br;一生懸命準備したんだ。&br;結局そのとき、おーのが戦うことはなかったの。&br;だけど、みんなと一緒に頑張って&br;大宰府ちゃんの笑顔を守れた。&br;だから無駄じゃなかったんだって思うよ。|

|BGCOLOR(#F99):CENTER:120|400|c
|''[[築城]]''|04:10:00|

//#style(class=submenuheader){{
//-''[[城娘改築]]''
//}}
//#style(class=submenu){{
//
//}}
//#table_edit2(td_edit=edit,tr_edit=edit,table_mod=open,calc=1,form=text=|text=|select=_1_2_3_4_5_6_7_8|select=_3_4_5|select=_1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12_13_14_15_16_17_18_19_20|select=_34-5_45-5_57-5_42-6_55-6_70-6_48-7_63-7_80-7_56-8_73-8_93-8_63-9_82-9_104-9_71-10_93-10_118-10_76-11_100-11_127-11_84-12_110-12_140-12_91-13_119-13_151-13_98-14_128-14_163-14_105-15_138-15_175-15_113-16_148-16_188-16,){{
//|>|SIZE(13):|>|>|>|>|SIZE(10):|>|>|>|>|>|>|>|>|>|SIZE(13):|c
//| | |~レア|~[[&color(White){巨大&br;化数};>巨大化・属性#l379325e]]|>|>|~&size(12){[[&color(White){消費気};>巨大化・属性#i31da6d1]]};|>|>|>|>|~''初期配置''|>|>|>|>|~''巨大化''|h
//|~|~|~|~|~[[&color(White){基本};>巨大化・属性#ubbc4e49]]|~[[&color(White){強化};>巨大化・属性#u2b9a394]]|~&color(White){合計};|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|~耐久|~攻撃|~防御|~射程|~回復|h
//|>|BGCOLOR(#ccc):CENTER:50|>|BGCOLOR(#ddd):CENTER:30|>|>|CENTER:30|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#ffe):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#fef):CENTER:SIZE(10):60|BGCOLOR(#eff):CENTER:SIZE(10):60|>|BGCOLOR(#fff):CENTER:SIZE(10):60|c
//|>|無印|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//|>|改壱|||||@cell_ra(0,1)+@cell_ra(0,2)|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|10/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|/&color(Red){?};|
//}}


#style(class=submenuheader){{
-''ステータス一覧(クリックで展開)''
}}
#style(class=submenu){{
--[[テンプレート/城娘/ステータス表]]より、城娘ステータス用のページをテンプレートから作成し、ここにincludeしてください。&br;
#include(大野城/ステータス,notitle)
}}
#br



*ゲーム上の性能・評価 [#evaluation]

-概要
[[築城]]限定で入手できる城娘。超特殊築城でピックアップされた時に築城を狙いたい。
星5の山属性祓串としては2体目に実装された。
先に実装された[[阿波一宮城]]が敵の妨害に特化しているのに比べ、こちらは攻撃上昇&敵の攻撃低下の特技と妖怪特効を持つ計略を備えており、どちらかといえば攻撃寄りの城娘。
 
-特技「百間百垣」
自身の攻撃を20%上昇させ、攻撃した敵の攻撃を2秒間20%低下させる。
攻撃上昇は単体強化でありかつ倍率上昇の為他のバフ効果と被ってしまうが、逆に言えば彼女単独での運用には十分。
例えば本陣から離れた場所にある蔵や守り辛い通路などを大野城一体で守る事を考えれば、敵の攻撃低下の効果と祓串の自己回復能力と合わせると、敵のラッシュが来なければ一人で耐えられる。
 
また、同じ[[大宰府]]親衛隊である[[鞠智城]]とタッグを組んで防衛させても面白い。彼女の持つ被ダメージ軽減計略と射程内城娘の攻撃の隙短縮および射程上昇の特技は、大野城とシナジーがある。
この組み合わせであれば敵のラッシュにもある程度対応できるだろう。
 
-計略「増長天戟」
祓串限定で攻撃を固定値で50上昇、更に妖怪に対して攻撃が1.7倍になる。
前述の特技と合わせれば妖怪に対してはとりわけ強い効果を発揮する。
消費気力は及第点だが、効果時間は20秒でCTは50秒と取り回しは正直言ってあまり良くは無い。対妖怪と割り切って強敵が来た時に計略発動するのが吉。
 
他の祓串にも掛けられる計略の為複数の祓串を編成に組み込むのも手だが、実装されている祓串は全て祓串城娘が対象の強化計略を持っている為、使いこなすのは意外と難しい。
特技を合わせて考えると、計略は自分に掛けるのが最適解ではあるが、そうなると敵を複数体攻撃できる能力が欲しい。
幸い山属性であれば[[ペーナ宮殿]]がいるため、一緒に編成することも考えよう。
 
//城娘の運用方法などを記載
//戦での配置場所や扱い方、運用相性の良い城娘、計略など
//-計略
//[設置用計略テンプレート]
//|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#f99):|c
//|>|>|>|>|>|>|CENTER:''[伏兵名]''|
//|~Lv|~耐久|~射程|~攻撃|~防御|~回復|~特技|
//|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#fcc):RIGHT:|BGCOLOR(#fcc):|c
//|1|||||0|[特技名]&br;[特技説明]|
//|50|||||0|~|
//-性能の変遷
//バランス調整がされた際に箇条書きで記載してください。
//--2020年00月00日 特技の効果を修正
*キャラクターボイス [#voice]

CV担当:長谷川明子

#region(←クリックすると台詞一覧が表示されます。)

#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{

※計略のない城娘の計略発動ボイスなど、通常流れないボイスはゲーム内の図鑑で聞くことができます。
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|入手|入手||
|所領|所領1||
|~|所領2||
|~|所領3||
|~|変身||
|~|変身解除||
|出陣|出陣||
|~|委任出撃||
|~|編成1||
|~|編成2||
|合戦|つままれ||
|~|配置||
|~|選択||
|~|巨大化||
|~|特技発動||
|~|計略発動||
|~|大破||
|~|勝利||
|その他|合成||
|~|放置||
|~|おかえり||
|~|ありがとう|&color(Gray){聞き取り募集中};|
|~|出陣画面(図鑑未登録)|&color(Gray){出陣キャラクリック};|
}}

#region(←クリックすると贈り物イベント、台詞一覧が表示されます。&color(Red){ネタバレ注意};)
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=close){{
#table_edit2(td_edit=off,tr_edit=edit,table_mod=open){{
|SIZE(12):BGCOLOR(#ddd):CENTER:60|SIZE(12):160|COLOR(#c09):SIZE(12):400|c
|イベント1|選択肢:左||
|~|選択肢:右||
|イベント2|選択肢:左||
|~|選択肢:右||
|イベント3|選択肢:左||
|~|選択肢:右||
}}

//正解色 BGCOLOR(#fbd):

#endregion
#endregion
*画像 [#image]
イラストレーター:

|&uploader(88b58a30280d0087e0c9b6bf130aac8376a0052e_scre_9636,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){入手}};|


#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
|&uploader(af651357b821130aacd421ffa4043777549df7ad_scre_9550,50%);|&uploader(26976ac8fb6a66fdafe4fd64f6b0b2769205462a_scre_9551,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
大破、特技画像
|&uploader(adc3e54732436cd00c7fe04272ba5b8122083ec4_scre_9553,50%);|&uploader(af72745b1b7214b5a2304345fc0957a0a3af9762_scre_9552,50%);|
|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
#endregion
#endregion

//***改壱 [#c7df6455]
//#region(COLOR(red){''←クリックすると御嬢、城娘画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
//|&uploader(af651357b821130aacd421ffa4043777549df7ad_scre_9550,50%);|&attachref(,50%);|
//|CENTER:&size(25){COLOR(red){御嬢}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){城娘}};|

//#region(COLOR(red){''←クリックすると大破、特技画像が表示されます。見たくない人はクリックしないで下さい。''})
//大破、特技画像
//|&attachref(,50%);|&attachref(,50%);|
//|CENTER:&size(25){COLOR(red){大破}};|CENTER:&size(25){COLOR(red){特技}};|
//#endregion
//#endregion
*城娘の元ネタ情報 [#note]

//※※※注意事項※※※
//元ネタ記事を増やす際には無駄な行間を無くすため「#br」は入れないでください。
//中項目【デザイン】【特技・計略】【セリフ】の第一行「#style(style=padding-bottom~」と末行「}}}」は各中項目の間隔調整も兼ねているのでそのままにしておいてください。
[[【出張版】教えて!れきしクン!]] 第16陣にて公式解説あり。

【デザイン】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

#style(class=submenuheader){{
&color(Black,gainsboro){髪飾りなど(クリックで表示)};
}}
#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
髪飾りと背中の飾りは現在の大野城市の市章を、長いツインテールは百間石垣をそれぞれモチーフとしている。
が、背中の飾りと左右のツインテールを合わせて、市章を表しているとも見える。
また胸の勾玉は、大野城市内で勾玉が発掘されたことからデザインに入れられていると思われる。
}}

}}}
【特技・計略】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

//次の6行を使って折りたたんでください。
//#style(class=submenuheader){{
//&color(Black,gainsboro){(題名を入力してください)(クリックで表示)};
//}}
//#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
//(本文を入力してください)
//}}

}}}
【セリフ】
#style(style=padding-bottom:.5em;){{{

//次の6行を使って折りたたんでください。
//#style(class=submenuheader){{
//&color(Black,gainsboro){(題名を入力してください)(クリックで表示)};
//}}
//#style(class=submenu,style=padding-bottom:.9em;){{
//(本文を入力してください)
//}}

}}}
*現実の城情報 [#information]

//編集前に[[テンプレート/城娘]]の「現実の城情報」をご確認ください。(このコメントは必ず残してください。他のコメントは不要なら削除していいです)

大野城(おおのじょう/おおののき)は太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町にまたがる四王寺山に築かれた日本最古の古代山城(朝鮮式山城)となる。城の名前がそのまま地名となった例の一つである。
『日本書紀』に記されている通り、天智天皇2年(663年)、白村江(百済)にて唐・新羅の連合軍に敗れた大和朝廷は朝鮮半島より撤退し、この先おとずれるであろう大陸からの侵略に対し国防に注力する。
まずは百済からの帰化人(亡命した官人)を技術者として起用し、侵入経路としてもっとも容易な平野部、筑紫野地峡帯に遮断城の[[水城]](みずき)を築いた。木樋から絶えず水を流し人口の巨大な濠を作ったのだ。
さらに「秋八月、遣達率答㶱春初、築城於長門国。遣達率憶禮福留・達率四比福夫、於筑紫国築大野及椽二城。」((訳:達率答㶱春初を遣わして、城を長門国に築かしむ。達率憶禮福留・達率四比福夫を筑紫国に遣わして、大野および椽(基肄)、二城を築かしむ。))とあり、大野城と[[基肄城]]を翌年の天智天皇4年(665年)に築城した。
大陸から[[大宰府]]を守ると同時に、もしも敵に深くまで侵入された場合は、役人・要人を籠城させるための施設であった。水城の築城から一年遅れての設置である。

#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){続きをクリックで表示};
}}}
#style(class=submenu){{{

斎藤慎一・向井一雄共著『日本城郭史』によると、日本の古代山城は「嶮山城類」と「緩山城類」の大きく二つのタイプに分かれ、大野城は前者に属し大宰府の北側背後にそびえる標高410メートルの急峻な四王寺山に築かれた。
南北2キロメートル、東西1.5キロメートルの稜線上に一周6.5キロメートルの城壁が張り巡らされ、さらに南北にはそれが2重構造となっている。
場所によっては「百間石垣」と呼ばれる長大な石垣が存在し、当時はそこに城門を設け、有事の際には官人や貴人が素早く逃げ入り長期籠城する機能があったとされる。
それを証明するかのように近年の発掘調査によって、約70棟分の建物遺構が見つかった。建物の用途としては主に倉庫ではないかと推定され、食料や武具などが保管されていたと考えられる。
侵略がもし起これば、那津の第一防衛線で防ぎ、突破されたならば水城を前に弓で敵を食い止める。さらに破られ大宰府に敵が押し寄せた際には大野城に逃げ延びて籠城を計る作戦であった。
大野城は朝鮮式山城の中でも代表格とされており、源流は百済国の首都であった扶余郡の扶蘇山に酷似している。地形が似ていたため取り入れやすかったと考えられる。
また、この地域は東アジアの都城をモデルとして大宰府を中心に山岳部の大野城・基肄城、平野部の水城を外郭に防備を固め、大宰府都城が形成された。
大野城が山城として使われなくなった時期ははっきりしないが、大陸からの侵攻の可能性が無くなった8世紀初めの時点で重要性は失われたとされる。

}}}

|BGCOLOR(#ddd):80|300|c
|所在地|福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町|
|現存状態|土塁・石塁・水門・城門・建物跡・水溜め|
|城郭構造|古代山城(朝鮮式山城)|

#br
#style(class=submenuheader){{{
&color(White,Maroon){城郭構造(クリックで表示)};
}}}

#style(class=submenu){{{
**城郭構造 [#m516bad9]

土塁は自然の地形に合わせて築かれており、高さは一定ではないものの現状では4~5メートルほどはある。土塁の様子から築造方法は版築工法であると判明した。
版築か否かを見極めるにあたり、地層の具合と周囲の痕跡がカギとなる。土塁前面部には1メートル前後の方形柱穴が発見され地山成形後に盛られた基底の積土を掘り込んでいる。これは積土の際に堰板をとめる堰板柱の跡だった。
このことから土塁は堰板で押さえつけながら突き固めていったことがわかる。土には花崗岩風化バイラン土を使用し、粘質土と砂質土を混合して厚さ10センチの層を積み重ねていた。
谷部には粗割した石を積み上げた石塁が築かれている。一部の小石垣は岩盤を段切りにしてその谷底の中央部に大きさの異なる石を乱積みし、自然と水が流れるような工夫が見られた。
くわえて、石垣の横目地がとおる重箱積や、一定の高さで石垣が揃うようにして、そこからさらに石を積んだ層状単位積がある。城壁建築の折、あらかじめ大筋の施工計画があったと考えていい。
上述にもあるように大野城には百間石垣なるものが存在する。城内で一番深い谷部に築かれた城壁で文字どおり百間(180メートル)の長さになる長大な石垣だ。
1973年の集中豪雨の際、石垣の周辺で礎石が見つかっており、城門があったことが分かり宇美口城門と名付けられている。大野城にはこうした門が見つかっただけでも8か所存在する。
その城門の中には大宰府や観世音寺などの重要施設と通じる門が設置されている。百間石垣とは反対の最南端にそれらは口を大きく開けていたという。大宰府口門は有事の際の大宰府からの入城門なので何度か建て替えられている。
1期のころの柱は支柱(コウヤマキ材)がそのまま突き刺さっており中腐されを起こしていたが、2期以降は門礎石が使用されていた。3期での建て替えの際も2期の礎石が使用されている痕跡があった。
また、門礎に据えられた状態で出土した門戸の軸受けは日本最古の国内産の可能性が高いと言われ、分析の結果では砂鉄を鋳造して造っていた。極め高度な製錬鉄であった。

}}}

*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)

//以下の2行は議論板設置の際の注意事項です。表示する必要はないのでコメントアウトしたままにしてください。
//議論板を設置する際は「&color(Red){議論板を設置しました};」とコメントしてください。また、議論板の各説明文は編集せずにそのまま使ってください。
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//*議論板 [#gironcom]
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//-''流れていない木や枝葉の一部を無断で切り取って議論板に移動させる行為はマナー違反です。''必要に応じて議論板内で新たな木を作ってください。
//#style(style=font-size:111.11%;){{
//#region(←議論板 %%%上記の内容をよく確認した上でご利用ください。%%%)
//#pcomment(Comments/ページ名/議論,reply,10,)
//#endregion
//}}



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