近江望月城は、甲賀忍者と呼ばれる甲賀五十三家の筆頭格、望月家の居城となった城である。 北東に伸びた尾根の突端に築かれた城で、甲賀の城でよく見られる方形単郭構造をとっている。 主郭は3~40m四方程度の小規模な城塞だが、一方で郭を囲む土塁は高い場所で8mにもなり、この規模の城としては異常な高さを誇っている。 土塁の周りには空堀がめぐらされ、西側には二重の堀切、北側には小規模な帯郭が設けられている。 また、望月城の谷を挟んで南方80m程度の場所には、同程度の規模で望月支城が築かれている。
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