水口館(みなぐちやかた)とは、大田原城の北1.5kmほどの場所にある館で、武蔵から来た大田原氏の先祖が最初に居城とした所である。水口館は簡素な方形館であったが、大田原氏歴代の拠点となり、那須家に仕えて那須七騎に数えられた。天文十四年(1545年)に新たに大田原城を築城して移ったため、水口館は廃館となった。