ターボルは、神聖ローマ皇帝に反旗をひるがえした急進派が軍事拠点として建設した軍事拠点である。名前は旧約聖書にあるイスラエルを支配するカナン人との戦いで勝利したタボル山にちなむ。フス戦争の時代には、Hradiště Hory Tábor（ターボル丘の城）と呼ばれた。現在は要塞の大部分が破壊されたが、各所に記念碑が残っている。
もともと13世紀に定住跡があるが、その時代についての記録は残っていない。その後、幾度か城を建設する計画があった。15世紀に入り、神聖ローマ帝国に対する軍事拠点として造られたため、敵を迎え撃てる構造が各所に見られる。また、訓練キャンプなどが置かれた。フス戦争末期のリパニの戦いで過激派フス派が敗れた後、知事はボヘミア王ジギスムントと和睦した。その後、王直轄都市となった。その1年後、ジギスムントの後継者である神聖ローマ皇帝アルブレヒト2世を拒否したため、包囲されるが占領はされず1452年に降伏し王に忠誠を誓い。以後、反乱軍の軍事キャンプとしての役割は無くなった。
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