天正11年(1583年)、築城戦となった賤ヶ岳の戦いで、柴田勝家が本陣として用いた陣城が玄蕃尾城である。 勝家・秀吉がこの時築いた陣城の中でも、玄蕃尾城は規模・縄張ともに突出しており、陣城の最高傑作と評される。 戦国時代後半、織豊系城郭の特徴として曲輪を囲い込む横堀が発達し、横堀によって山城に防衛線が確立されるようになったが、玄蕃尾城はその典型例にもなっている。 賤ヶ岳の戦いは秀吉の勝利に終わり、玄蕃尾城は戦後廃城となった。現在の城跡はほぼ当時の姿を残している。
平成29年(2017年)には続日本100名城に選定された。
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