名生城(みょうじょう)は宮城県大崎市(陸奥国志田郡)にあった城。 江合川の河岸段丘の上段部に築かれた平城である。 南北朝期に奥州探題として陸奥に下向した斯波家兼を祖とする大崎氏代々の居城であった。 奥州仕置で大崎氏が滅び、大崎葛西一揆後には廃城になったと考えられている。
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その後は周辺の田畑化が進んでいたが、その際に古い時代の瓦が多数見つかるなどしたため、 1980年台に発掘調査が行われた結果、同地は多賀城よりも時代の早い官衙である玉造柵の候補の1つと見なされるようになった。 主郭である大館付近は国指定の史跡「名生館官衙遺跡」となっているが、その他の遺構は広い範囲が長年の田畑開墾により失われてしまっている。
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