アドリア海に突き出た半島を厚さ6メートルの城壁でぐるりと囲った城郭都市で、主に海洋貿易で栄えた。犇めきあう美しい街並みは「アドリア海の真珠」と謳われ、現在は世界遺産に登録されている。 そのあまりの綺麗さに感嘆し、1929年に旧市街地を訪れた英国の劇作家ジョージ・バーナード・ショーが「この世の天国が見たくばドゥブロヴニクに行かれよ」と述べたほどだった。 因みに城壁の上は歩くことができ、各砦とも通じている。最も高いところはミンチェタ要塞、海に突き出たボカール要塞、南東に聖イヴァン砦、北東にはレヴェリン要塞が構えている。 また、城壁で連結した砦とは別に、出城の形で岬にはロブリエナッツ要塞が築かれており、現在も城壁散歩のがてら遠目に見ることが可能だ。 なお、都市はオスマン・トルコ帝国やヴェネツイア共和国の侵攻に耐えながら独立を維持していたが、1806年、ナポレオンに占領された後、ウィーン会議の結果オーストリア帝国へ併合された。
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