カノッサ城 のバックアップ(No.2)
現実の城情報
「カノッサの屈辱」で知られるアペニン山脈北麓にある城。10世紀半ば、アダルベルト・アットーが建設した。 950年、イタリア王ロターリオ2世が亡くなると、ロターリオ2世の妃・アデライーデはイヴレーア辺境伯ベレンガーリオに息子のアダルベルト2世との結婚を強制され、カノッサ城のアダルベルト・アットーの下に逃れた。 続きをクリックで表示 カノッサ家はアダルベルト・アットーに始まるが、1027年にトスカーナ辺境伯となった孫のボニファーチオが1052年に暗殺されると、その娘であるマティルデはカノッサ城を継承し、トスカーナ辺境女伯となった。 なお、破門が解除されたハインリヒは勢力を回復してグレゴリウスに反撃し、1080年に対立教皇を擁立し翌年ローマへと進軍した。グレゴリウスはサンタンジェロ城に逃れるものの支えきれず、ロベール・ギスカールに救出され南イタリアに逃れ、サレルノで客死した。 その後、マティルデの遺領をめぐる帝国と教皇庁の争いは最終的に皇帝フリードリヒ2世が放棄するまで続き、カノッサ城は多くの戦闘の舞台となりやがて荒廃したが、現在では年間3万人以上の観光客を集める観光地となっている。
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