レプティス・マグナは、現在のリビアの地中海沿岸にあったローマの城塞都市で、最初はフェニキア人の植民市として建設され、ローマ帝国時代に大きく繁栄した。 この町はローマ帝国初のアフリカ出身皇帝であるセプティミウス・セウェルスの出身地で、彼の統治の下ではこの町の事が最優遇で取り扱われ、ローマ帝国のアフリカ地域でカルタゴやアレクサンドリアに次ぐ都市となった。 しかしそれ以降はレプティス・マグナは没落していき、ヴァンダル王国の支配下に入ると国王ガイセリックによって城壁も破壊されてしまった。 その後、東ローマ帝国の統治下に入ると一時期州都として使用されたものの、かつての繁栄を取り戻すには至らず、まもなく砂の下へと埋もれてしまった。 しかしこれが功を奏し、奇跡的な保存状態で1921年に発掘され、1986年には「レプティス・マグナの考古遺跡」として世界遺産に登録された。
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