城塞都市パータリプトラ のバックアップ(No.1)

現実の城情報 Edit

城塞都市パータリプトラは、古代インドにおける最大規模の城塞都市で、中国の僧侶の法顕が書いた仏国記の記述では華氏城という。
パータリプトラは古代インドの北東部における中心的な都市で、マガダ国、マウリヤ朝、グプタ朝、パーラ朝など数々の王朝の首都にもなった。
最初はマガダ国のアジャータシャトル王によりガンジス河とその支流が交わる場所に要塞として築かれたが、後にウダーイン王によりラージャグリハ(王舎城)から新たに遷都され、それ以降繁栄の一途をたどった。
マウリヤ朝の頃に最盛期を迎え、その頃の記録によると、街は長さ約14.5 km、幅2.4 kmの平行四辺形で、深さ14m、幅182mの堀、570の塔と64の門を備えた木製の壁に囲まれ、壁には矢狭間が付いていたという。
現在は川に流されて面影はほとんどないが、発掘調査により木柵や柱などの遺構が見つかっている。

所在地インド ビハール州 パトナ
現存状態木柵などが発掘された
城郭構造城塞都市

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