スペインからのコンキスタドール(征服者)、エルナン・コルテスの手によってアステカ時代の神殿はことごとく破壊され、その跡地に要塞として、また植民地支配拡大の本拠地兼コルテス自身の居城として建造されたのが国立宮殿である。 宮殿自体は1523年から数年をかけて建造し、宮殿の広場は1521年から1530年の9年を費やして完成させた。現在の確認できる姿は1692年に発生した大火事以降の再建されたものだ。 メキシコが1824年に独立して以来、連邦政府の各機関がオフィスとして使用することとなり、大統領の執務室も置かれている。宮殿自体は幅200メートル、また、宮殿の中庭(パティオ)はスペイン風だ。 国立宮殿は観光名所としても人気が高く、アステカ建国から20世紀までの時系列で描かれた大壁画「メキシコの歴史」が目を見張る。当壁画はメキシコの著名な壁画家ディエゴ・リベラが1929~35年に渡り描き続けた大作である。
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