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ランカスター城 のバックアップ(No.1)
現実の城情報
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| 所在地 | イングランド、ランカシャー、ランカスター |
| 現存状態 | 現用(裁判所として) |
| 城郭構造 | 囲郭式平城(ただし城壁は一部を除き現存せず) |
ペンドルの魔女事件(クリックで表示)
1612年に行われた魔女裁判。告発された魔女たちはランカスター城で絞首刑に処せられた。
イングランドは全体としては魔女裁判が大々的に行われた土地ではなかったが、それでもいくつかの例があり、その中でも有名なのがこの事件。
魔女裁判といえば一般的には『魔女の疑いをかけられた人間*1が無実の罪で処刑』という印象が強いが、この事件に関しては違った。
1612年、ある行商人がランカシャーのペンドル・ヒルという村で変死した。少女に針を売ることを拒否したとたんに死んでしまったのだという。
行商人に呪いをかけたとして少女とその一家が魔女告発され、一家は魔女裁判にかけられる。ここまでは時代的によくある話、なのだが。
問題は、この一家が実際に魔術(と称するまじないや祈祷)を使って生計を立てていたことだった。
そのうえ訴えられたこの一家、なんとついでとばかりに同業者で商売敵の別の一家を告発し裁判合戦となったのである。
ランカスター城内での審理の結果、両家合わせて女8人男2人が絞首刑に処され、老婆1人が獄中死したという。
罪状の中には行商人を殺しただけでなく、子供殺し、食人、家畜を盗んだ(魔術儀式のための生贄)ことなどが含まれていた。
節目ごとに記念行事が行われるほど有名な事件で、この事件を題材にした作品が多数作られ、地元のバスの車体デザインにも使われている。
2011年、この魔女達が集会を開くために集まっていた小屋「マルキン・タワー」が偶然発掘され、壁の中から猫のミイラ化した死骸が発見された。
裁判後400年となる2012年には記念イベントがランカシャーの州政府を巻き込んで大々的に開かれたそうである。
Published by (C)DMMゲームズ
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