ハンプトン・コート宮殿 のバックアップ(No.1)

現実の城情報 Edit

ハンプトン・コート宮殿はもともと、1514年に当時のヨーク大司教であり、国王から全幅の信頼を賜るトマス・ウルジ*1が借り受けたものである。
何度も増築と改築をおこなった歴史を持つのは他の城と大差ないが、中でも広々としたテニスコートと迷路の庭園をもつことで有名であった。
ウルジは当初の一軒のみの住居に様々な施設を増設し、複数の建造物から成る壮大な司教の居城へと変貌させた。ヘンリー8世の重臣であったウルジは海外から多くの賓客を招き、外交活動を行っていた。
華やかに見えたウルジの生活もヘンリーの離婚問題が原因で失脚してしまい、挙句の果てには彼の所有地とこの宮殿が国王により没収されることとなる。
ヘンリー8世は生涯で60以上もの居城を所有したが、この宮殿は彼の治世後半のなかで最も重要な居城であった。テニスコート、狩場、庭園、大宴会用のホールや広々とした調理場は繁栄を物語る。


所在地ハンプトンコート、グレーターロンドン、イングランド
現存状態現存
城郭構造宮殿

城郭的特徴 Edit


*1 ウルジは高位聖職者でありながら大法官に任命された。その卓越した外交手腕を買われ、政治の面でも国を事実上取り仕切っていたのだ。そのため内外に敵が多く、豪華な邸宅で多くの客を魅了したという。


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