ローマの南東近郊のカルデラ湖、アルバーノ湖を見下ろす山地にある城(カステル)。歴代ローマ教皇の別荘として有名。現在は博物館。 17世紀のローマ教皇ウルバヌス2世のころに建設が始まり、1870年の教皇領の消滅まで夏の別荘として用いられた。その後20世紀に入ってからバチカン市国の成立と共に改めて教皇の財産として認められ、以降の教皇達にも代々受け継がれてきた。個人的な別荘ということもあって特別な公開ミサ等を除いては一般人は立ち入れなかった。 この状況が変わったのは2013年に教皇フランシスコが就任した後のことで、フランシスコはガンドルフォ城の教皇別荘としての使用を取りやめ、段階的に一般人に公開していくことを決めたのである。 2014年には付属の荘園庭園がバチカン美術館のツアー客限定で公開され、2015年からは城の一部が改装の上博物館として(ついでに近隣の教皇専用農園も)一般公開され、さらに2016年秋からは教皇の寝室を含めた城の大部分が公開されるようになった。 教皇の施設であるため別荘時代には有名なスイス人衛兵が警護についていた。
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