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日野江城
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現実の城情報日野江城は藤原北家の流れとも平氏の流れとも言われる肥前有馬氏が400年以上にわたり居城とした平山城である。 続きをクリックで表示 鎌倉期に土着したとされる肥前有馬氏の事績はほぼ不明であるが、15世紀後半の9代目有馬貴純が周辺の小勢力をのみ込み拡大を始めた頃から歴史の表舞台に姿を見せるようになる。 しかし、大内氏の滅亡、次いで少弐氏の滅亡と後ろ盾を失うと、替わって肥前北部を支配した龍造寺氏の前に劣勢に立たされ島原半島まで攻め込まれるまでに窮乏し、臣従を余儀なくされた。 龍造寺氏が島津氏と対峙し、その中で蒲地氏一族誅殺という事件が起こると家中に動揺が走り、晴信はこれを見ると島津氏に内通し龍造寺氏からの独立を図った。 城跡は果樹園や田畑化していたが、昭和57年(1982年)に国史跡となり、20世紀末には発掘調査が行われるなどし、上述の直線階段等多くの発見がなされている。
岡本大八事件 岡本大八事件は江戸時代初頭、慶長14年(1609年)から慶長17年(1612年)にかけて連続的に起こった事件の総称であり、この中で中心的な役割を担った岡本大八の名をとり、こう呼ばれている。 1.朱印船貿易からのポルトガル排斥 2.長崎奉行と有馬晴信の対立 3.岡本大八の暗躍 その後、晴信が事の進展を本多正純に問いただしたことで、岡本大八の詐欺が発覚し大八は捕らえられた。 この事件をきっかけとして幕府は禁教・鎖国の方向へと向かい始める。 結局のところ、幕府がキリシタンとは直接関係のない事件をキリシタン弾圧の口実として利用した側面も強く、晴信の自害も嫡男である直純が日野江藩相続を維持するために押し進めているなど、色々闇のある事件である。 コメント |
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