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ウォルマー城
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現実の城情報 Edit

スペインの侵攻に備えイングランドの南海岸の守りを固める目的でディール城とともに1539年に築城された稜堡式城郭の一つである。1400人の労働者によっておよそ1年という驚異の早さで建てられた。
この城を含めキャンバー城、キャルショット城、ハースト城、ペンデニス城、ポートランド城、ポートシー城、サンドゲート城、セント・モーズ城、ダートマス城、ディール城は「ヘンリー8世の要塞群」と呼ばれることもある。
俯瞰すると四葉のクローバーにも似た稜堡(バスティヨン)を設け、そこに大砲が置かれた。こうした海上警備の城に大砲を設置しはじめた背景には重火器技術の発展がある。
ベルフリーで乗り込んでの白兵戦や猫(破城槌)での破城から、15世紀に入るとすでに精密な大砲製造技術*1が確立され、攻城戦にせよ防衛戦にせよ火器の主力は大砲へ移り変わろうとしている時期であった。
同時にヨーロッパ全土で造船技術が進歩し航海が容易になり、いともたやすく海から陸地へ乗り込むことが可能になったため、ほとんど時を同じくして各国が砲台付きの城を海岸に設けだす。

所在地Kingsdown Road, Deal, Kent, CT14 7LJ
現存状態現存
城郭構造平城

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*1 大砲自体は14世紀初頭、すでにヨーロッパに導入されている


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