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沢根城
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現実の城情報 Edit

海岸線に突き出した断崖上にある、自然の要害地形に築かれた沢根城は、沢根殿と呼ばれた沢根本間氏の拠点である。
本間氏と名乗ってはいるが、沢根本間氏は本間氏の血縁ではなく、家臣団に組み込まれた土豪的武士が名乗るようになったのものだと推測されている。
沢根本間氏は、二見半島を領地とし、鶴子銀山を手中に収めることでかなりの経済力を持っていたらしく、沢根城は、銀を積み込むための港の番城としての役割も持っていたと思われる。


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天正17年（1589年）、沢根本間氏は潟上本間氏と共に上杉氏と結託し、上杉景勝の佐渡攻めにおいては上杉方の先方となった。
上杉勢は沢根の浜から上陸し、浜伝いに進軍して河原田城を攻撃し落城させることとなる。
その後も沢根本間氏は当地支配を続けていたが、上杉氏の会津転封にともなって当地を去ることとなる。

所在地新潟県佐渡市
現存状態土塁
城郭構造平山城
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