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カステル・デローヴォ
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現実の城情報 Edit

カステル・デローヴォ(Castel dell'ovo)は別名を「卵城」と呼ばれている。その名はローマの詩人ウェルギリウス(預言者兼大魔導士でもあったとか)の伝説に由来する。
ウェルギリウスは城を守護するために魔法の卵を台座に置いた。もし卵が壊れでもしていたら城は破壊され悲惨な事件が続くであろう、というものであったそうだ。
城の位置はサンフェルディナンドとキアイアの地区の間にあり岩礁の上に築城されており、海の向こうはメルジェリナに面している。城の起源は古く前6世紀にギリシアの植民市クーマエの時代に遡り、前1世紀にはローマのルキウス・リキニウス・ルクッルスが別荘を築いた。
5世紀半ばには西ローマ皇帝ウァレンティニアヌス3世によって防備を施され、最後の西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥルスもここに滞在している。
このローマ時代の遺構は、地中海世界の各地を襲撃していたイスラーム勢力の拠点となるのを防ぐため9世紀頃に破壊された。
11世紀になるとノルマン人が南イタリアを征服し、シチリア王国を建てたルッジェーロ2世は1140年にカステル・デローヴォを居城としたが、やがてカステル・カプアーノに移った。


所在地Via Eldorado, 3, 80132 Napoli, イタリア
現存状態城門、城塞
城郭構造平城(水城)

コメント Edit

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • ヴァルギルって呼び方は初めて聞いた。そういう表記もあるんやね -- 2017-07-15 (土) 21:59:13
    • 僕が調べた際は表記がヴァルギルでして、それに則り書き込みました。 -- 神籠石の人? 2017-07-15 (土) 22:30:38
      • ほほう、どんな資料なのん? -- 2017-07-15 (土) 23:33:08
      • 骨組みは『中世ヨーロッパの城塞』とし、英語版Wikiで逸話を調べた際、名前の和訳をどうするのが正しいかわからなくて、ネットで検索。weblioで「ヴァルギル」とあったのでこれに準じた、というのが経緯ですね。ただ、このページにおいてぼくはちょろっと書いたに過ぎず、あとは詳しい方が綺麗に肉付けしてくれたようで。たいへん助かりました。 -- 神籠石の人? 2017-07-16 (日) 07:14:02
      • なるほどサンクス、ちゃんとした発音なんやねヴァルギル。ヨーロッパの言語は色んな呼び方があるもんなあ難しい -- 2017-07-16 (日) 10:11:23
  • ヴァルギルという発音があるにしても少数派だと思うので一般的な呼称に修正 -- 2018-06-13 (水) 00:48:40
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